シェアリング
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シェアリングは通常親族関係にないもの同士が、ひとつの住宅に共同して居住すること。
同義語としてルームシェアがある。
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[編集] 一般的な形態
複数部屋のあるマンションや戸建住宅を確保し、住居人1名につき1つのプライベートルームと台所・リビングルームといった共有スペースというかたちで利用されるのが典型的な利用方法である。しかし様々なバリエーションがあるのも事実である。
なお「ルームシェア」というと、「1つの部屋を複数の居住人で」利用すると意味と混同しやすいので、英語では「フラットシェア(flatshare:共同住宅の場合)」「ハウスシェア(houseshare:戸建住宅の場合)」と言うのが一般的である。日本では「フラット」という言葉が一般的でなかったため、若干用語の混乱がみられる。そのため本稿では「シェアリング」を採用する。
[編集] シェアリングの目的
- 住居費の節約。
- 安全上の利点(同居人がいると安心、等)。
- 異文化交流、語学学習。
[編集] 日本におけるシェアリングの現状
日本における通常の賃貸契約では、入居時に居住者を限定することがほとんどであり、また賃貸物件の所有者が血縁のない他人同士の共同入居を好まないことが多いため、海外と比較してシェアリングはそれほど盛んではない。また、通常では借り手の付きにくい物件が消去法的にシェアリングに貸し出される傾向がある(築年数が経っている等)。
近年、人気少女漫画の影響か友人同士のシェアリングを希望する女性が急増している。友人同士のシェアリング希望者は、1人暮らしが出来るほどの金銭的余裕がなく、仕方なくシェアリングを希望しているかと言えばそうではなく、ほとんどが友人と一緒に住んでみたいと言う「夢」や「好奇心」が希望動機になっている。 シェアリング希望者が比較的若い世代に集中している事からか、近隣住人や貸主とのトラブルが非常に多いのが最近のシェアリング住人の特徴。アパート、マンション等の共同住宅での生活に不慣れ、考えが軽率など「若さ故の過ち」がトラブルの原因になっており、特に多いのが騒音トラブル、家賃滞納である。 シェアリング住人の全てがトラブルを起こしている訳ではないのだが、シェアリングを「生活の一形態」ではなく「遊びの延長」と考える若者が多い限り、シェアリングに対する世間一般の目は厳しいままであろう。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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