シック・ニック・モンド
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Sick Nick Mondo コンバットゾーンレスリング (Combat Zone Wrestling; CZW)(アメリカのプロレス団体)に所属していたプロレスラー
本名 マット・バーンズ
身長6'1フィート
体重202 lbs
ミネアポリス出身
1 Time CZW Tag Team Champion 4 Time CZW Ironman Champion 1 Time AWF Champion 1 Time NCWA Hardcore Champion Tournament Of Death 2 winner
過激な試合形式を得意とし、美学のある、不思議な味わいのある選手として絶大な人気を誇った。 勝手に自分のサイン会をはじめたり、自分で持ってきた自分のグッズを勝手に会場で販売 したりといった奇行が一部で伝説となっている。 ファンの間で伝説となってる試合が多く、特にTOD2における倉庫の屋上からのダイブは有名。 また、大型トレイラーの上からの必殺技アサルトドライバー(肩車した相手の交差させた手首をつかみ前方に一回点して落とす危険な技)や、芝刈り機攻撃を腹部に受け重傷を負ったTOD1(ワイフビーターとの決勝戦)も有名である。
デビューは1999年で、アル・スノーによるトレーニングを受けている。だが、本格的に才能が開花したのは2000年、CZWデビュー後にジョン・ザンディグの指導によるものである。
TOD2の直前にイタリア遠征中に高速道路走行中のバイクで事故を起こし、首などに重症をおう。 その2週間後のTOD2(当時モンドはCZWアイアンマンチャンピオン)では、一回戦のJC・ベイレイ戦の蛍光灯戦、2回戦のザンディグとの蛍光灯戦、決勝戦でのイアン・ロットンとの蛍光灯戦を勝ち抜き、みごと優勝を果たしている。 しかし、事故による重傷を首に負ったまま2回戦では倉庫の屋上からザンディグによって蛍光灯やぐらの上に落とされ、そこから最後までを意識がないまま戦ったことを後のインタビューで語っている。 この試合を後にビデオで見たモンドは、「一線を越えた」ことを感じ、そのまま引退している。 その後、モンドは休学中であった美術大学への復学をはたしている。 引退後も非常に人気が高くCZWでは時折モンドコールが起きるほどである。