シファクティヌス
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シファクティヌス Xiphactinus Conservation status: Fossil |
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分類 | ||||||||||||||
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Xiphactinus audax en:Leidy, 1870 |
シファクティヌス Xiphactinus は、白亜紀前期において北米大陸を東西に分かつ浅海に棲息していた絶滅魚類。ニシン目イセゴイ科に属する。
その顔貌から「ブルドッグ」の比喩もある。全長は最大6メートルに達し、他の魚を丸呑みにしたことの分かる化石も出土している。近縁の現生種ターポンと異なり無数の細かな鋭利な歯を有した。また全身の流線型と幅広の尾の相乗効果により遊泳速度は最大時速60㎞に達し、水面から飛び跳ねることも可能であったと考えられている。俗的な表現ながら「海のギャング」という点においてサメ類に比肩したほとんど唯一の硬骨魚類。名の由来は「俊敏な剣魚」。