ジェイアールバス関東東北道統括支店
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東北道統括支店(とうほくどうとうかつしてん)は、福島県白河市にあるJRバス関東の営業所。
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[編集] 所在地
[編集] 東北道統括支店
- 福島県白河市字会津町51-11
[編集] 棚倉営業所
- 福島県東白川郡棚倉町大字棚倉字北町36-4
- 磐城棚倉駅前
- 点検、整備は当所で行われる。
[編集] 小野新町車庫
(廃止)
- 福島県田村郡小野町大字小野新町字中通30
- 最寄りバス停
- 新町中通(磐城北線)
- 最寄りバス停
[編集] 概要
1944年の金属供出により、白棚線(鉄道)が運行休止となったため、代行バスを運転したのが始まりである。戦後には「鉄道線の短絡」を使命として、磐城北線が運行されている。また、代行バスは鉄道の線路敷をバス専用道に転換したことで有名。当時は「白棚高速線」と呼ばれていたが、東名高速線開業と同時に、現在の線名に改称している。
地方バス路線はどこも厳しい状況で、事実磐城北線は2007年3月限りでの廃止が表明されているが、白棚線については運行本数も多く、新幹線連絡の使命もあるため、地方バス路線としては良好な状態で、「鉄道線の代行」という使命は引き継がれている。
高速バス「ラ・フォーレ号」では地理的な場所を生かして、運行開始当初より1人乗務と2人乗務を組み合わせた運行を行っていた。当支店を高速バス乗務員基地とするため、2005年に組織変更が行われた。それに伴い、所有車両についても、いわきナンバーから福島ナンバーへ登録替えが行われている。
[編集] 沿革
- 1944年12月11日 白棚線代行バス運行開始。
- 1952年7月1日 磐城北線開業。
- 1957年4月26日 白棚線線路敷を転用した専用道路の完成に伴い、白棚高速線として運行開始。
- 1969年6月10日 白棚高速線を白棚線に改称。
- 1994年11月23日 「だるまバス」運行開始。
- 2003年12月1日 西郷シャトル(新白河駅~西郷BS)運行開始。
- 2005年7月1日 白河車庫を格上げして東北道統括支店開設。棚倉支店を棚倉営業所、小野新町営業所を小野新町車庫に格下げ。
- 2007年4月1日 磐城北線廃止、小野新町車庫閉所。
[編集] 現在の所管路線
[編集] 高速バス
[編集] 路線バス
[編集] 契約輸送
- JR東日本総合研修センター送迎バス(新白河駅~研修センター)
[編集] 過去の路線
- 磐城北線
- 磐城北本線(石川新町 - 小野新町)
- 川内線(横町 - 吉間田 - 宇津川)
- 桶売線(小野新町 - 夏井駅前 - 隠坂 - 宿 - 荻 - 吉間田)
- (隠坂 - 湯沢温泉 - 川羽内)
- (宿 - 川前駅前)
- 磐城南線
- 白棚線(金沢内~檜木~浅川口)
- 政宗号(新宿駅~仙台駅東口、乗務員のみ)
[編集] 車両
白棚線には主に大型車が運用されているが、利用者が多いことや、バス専用道で道路環境の制約があまりないことから、長尺車(全長11m級)が多い。日野の前後扉車がメインであるが、日産ディーゼル車も少数在籍する。磐城北線用には特に車両の限定はない。
1994年には運行開始50周年を記念して、正面にだるまの顔を描いた「だるまバス」が2台運行された。2004年以降は通常の塗装に戻っている。
高速車は三菱と日野が多い。1999年に導入された日野セレガ(H657-99414)は、通常のハイデッカー車(KC-RU3FSCB)でありながら、銀サッシ・荷物棚はパイプ・室内の蛍光灯は円形と、自家用バスに近い車体をもつ珍しい形態の車両である。
事業用車として、2トントラックの除雪車を所有する。降雪時にはスノープラウを装着して、専用道での除雪作業を行う。社番は付与されていない。
[編集] 特記事項
- 福島県は東北地方に分類されることから、通常ならJRバス東北のエリアとも思えるが、水郡線がJR東日本水戸支社の管轄である上、白河駅・新白河駅ともJR東日本東京圏運行本部(現:東京支社)の管轄であったこと(2001年にこの2駅は仙台支社の管轄に変更)から、関連性のある当支店も水戸支店と同じJRバス関東に引き継がれることになった。
- 福島県内にはJRバス東北福島支店もあり、全国唯一の「2社のJRバスが拠点を設置している県」となっている(福島県バス協会にも2社とも加盟)。ただし、車両配置がない営業所を含めれば、静岡県も該当する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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