ジェイ・レノ

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ジェイ・レノ

ジェイ・レノ（Jay Leno)は1950年4月28日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューロシェル出身のコメディアンである。NBC放送のトークショー「The Tonight Show With Jay Leno」(東部時間11:30～12:30)のホストであり、同番組をプロデュースするBIG DOG PRODUCTIONのオーナーでもある。映画俳優としても活動したことがあるが有名ではない。身長180cm(5'11)。年収は3200万ドル(約37億円)にも上り、アメリカ人有名人収入ランキングでは23位に位置している。

[編集] 生い立ち

1950年4月28日、ニューヨーク州ニューロシェルにイタリア系アメリカ人の父と、スコットランド人の母の下に生まれる。母は5歳から米国育ちである。マサチューセッツ州アンドーヴァーで育ち、1973年ボストン市のエマーソン大学で言語聴覚療法学士を取得した。

[編集] The Tonight Show with Jay Leno

1992年、同番組の前ホストであったジョニー･カーソンが引退。1954年より続く歴史あるトークショーの新ホストの座はレノとデヴィッド・レターマンの二人に絞られた。世間的には同番組の後に編成される番組Late Nightのホストを長年務め、コメディアンとして一枚上手だったレターマンにその座が渡されるという見方が強かったが（通常、アメリカのトークショーでホストが入れ替わる場合は、番組に追従しているトークショーのホストが格上げになることが多い）結果的にスタンダップ･コメディアンであったレノが新ホストの座に着いたのだった。この新ホスト座争いは「レイト・シフト」というテレビ映画にもなった。この事からレターマンとレノの不仲は有名であり（しかし両者ともネタにはしている）、レノは2005年のNEW YORK DAILY NEWSのインタビューで「レターマン氏とはもう13年近く会っていない」と述べた。1993年、レターマンはCBS放送と契約、同時間帯に「The LATE SHOW with David Letterman」を立ち上げた。そしてレノとレターマンの番組の熾烈な視聴率争いが始まった。1995年まではレターマンが勝っていたが、それ以後はレノが勝ち続けている。

基本的に大胆で派手なパフォーマンスを見せるが、時にセンシティブな表情もうかがわせる。9.11後の放送では普通のオープニングトークを止め、何が起こったのか!?と神妙に述べた。2003年1月のスペースシャトル･コロンビア号爆発事故の時も同様のパフォーマンスを行った。またソルトレイクシティオリンピックにおけるフィギュアスケート競技でカナダのペアスケート選手が論争を巻き起こした時、番組に招きカナダの国旗を振りながらカナダの国歌を熱唱した。ジョニー・カーソンが2005年1月に死去した際は一夜だけ彼に賛辞を述べる番組内容に切り替えた。

1998年、番組にプロレスチーム「WCW Road Wild」をサウスダコタ州ストラジスより招き、番組のバンドリーダー、ケヴィン・ユーバンクス、プロレスラーのダラス・ペイジと共にレノはハルク・ホーガン、エリック・ビショフと戦った。このマッチではレノチームが勝った（のびるケヴィンはビショフに決められたダイアモンド・クラッターという技でのびた）。

2003年5月12日、NBCのニュース番組TODAY SHOWのキャスターだったケイティ・コーリック(現CBS EVENING NEWSキャスター)と司会を交代する形で番組を進行。この時レノはTODAY SHOWに出演した。

2004年9月27日、Tonight Showの50周年記念放送で2009年限りで番組を引退すると発表。時期ホストには現在のLate Nightホストのコナン･オブライエンがその座に着く予定。

フォーブス誌の発表によると2005年の彼の年収は3200万ドル(約37億円)。これはライバル、デヴィッド･レターマンの4000万ドル(約46億円)に比べるとかなり少ない。これはレターマンの番組が彼自身のプロダクションが立ち上げた番組であるのに対し、レノの番組は別にレノが立ち上げたわけではなく、彼のプロダクションに入る収入がレターマンより少ないものと見られている。

[編集] マイケル・ジャクソン裁判

2005年、青少年虐待の罪で逮捕されていたマイケル・ジャクソンの弁護側証人として出廷。多くの有名人が出廷したが、レノは実際に裁判で発言した数少ない人間である。この事件について証人であったレノはマイケルやこの事件をジョークとして喋らないように言い渡されたが、彼と番組の構成作家は上手く法律の抜け穴を探しこの事を話した。このようなNBCの裁判所の命令に対する挑戦が聞いたのか、裁判所はレノにこの事件に関連しない事柄であればジョークを言っても良いと許可。その後の放送でレノのオープニング・トークは全てマイケル・ジャクソンのネタになった。2005年5月24日に出廷。マイケルを訴えた母親にたかられていた事を証言した。