ストローハット
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ストローハットとは麦藁製の帽子の総称であり、俗称を言えばカンカン帽とも言う。
ストローは麦藁の意味をなし、日本ではツバの部分が広いものが多いが、欧米のストローハットの形状には様々なものが存在し、ツバの狭いものが主流の国も多い。
現代では様々な装飾施したり、ツバを切りっぱなしにしてクラフト感を出す場合もある。パナマ草を使ったパナマハットも広義では、ストローハットの一種と取られ、ストローハットを固く編んだものがカンカン帽でキャノチエ、ボーターハットともいう。
麦藁帽子のみの名称に思われるが、現代では多種多様な素材が存在し、総じて形状からストローハットと呼ばれているように本来の意味が曖昧になっている。 証拠に、電灯のカバーなども形状からストローハットと呼ばれるタイプがある。
農作業用の帽子と思われがちだが、現代ではコーディネートの幅が広がり、涼をとるため、見た目の涼しさを楽しむなどを中心としたファッションアイテムととらえられ、ドレスアップにも活用されるようになっている。