スピントロニクス
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スピントロニクス(Spintronics):固体中の電子の電荷とスピンの両方を工学的に利用、応用する分野のこと。 スピンとエレクトロニクスから生まれた造語である。マグネットエレクトロニクス(Magnetoelectronics)とも呼ばれるが、スピントロニクスの呼称の方が一般的である。
これまでのエレクトロニクスではほとんどの場合電荷の自由度のみが利用されてきたが、この分野においてはそれだけでなくスピンの自由度も利用しこれまでのエレクトロニクスでは実現できなかった機能や性能を持つデバイスが実現されている。この分野における代表的な例としては1988年に発見された巨大磁気抵抗効果があり、現在ハードディスクドライブのヘッダに使われている。
[編集] 関連用語
[編集] 主な研究者
- 猪俣浩一郎
- 宮﨑照宣
- 前川禎通
- 高梨弘毅
- 安藤康夫
- 松倉文礼
- 大野英男
- 久保田均
- 宗片比呂夫
- 菅原聡
- 井上順一郎
- 大谷義近
- 小野輝男
- 白井正文
- 湯浅新治
- 鈴木義茂
- 秋永広幸
- 田中雅明
- 新田淳作
- 伊藤公平
- 斉藤英治
- 永長直人
- 多々良源