ズルムー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ズルムー(Surumu、1974年 - 2000年)は西ドイツの競走馬。父リテラートと母ズラマの間に生まれた栗毛の牡のサラブレッドである。1977年ドイチェスダービー(西独ダービー)に優勝した他、種牡馬としてもアカテナンゴを輩出するなど成功。
デビュー3戦目で勝ち上がり、ウニオン・レンネン(GII)を圧勝すると、ドイチェスダービーの本命に押されそのまま7馬身で圧勝した。このドイチェスダービーを最後に故障で引退、全成績は9戦3勝。
その後フェアホフ牧場で種牡馬入り。後継種牡馬となったアカテナンゴ(1985-87年西ドイツ年度代表馬)と、モンドリアン(1989(西),90年ドイツ年度代表馬)、テムポラールの3頭のドイチェスダービー馬(前2頭は西独ダービー)を始め、オソリオ(ダービーイタリアーノ)、アルテツァイト(ヘンケル・レネン、ゲルマンオークス)、プラティニ等の産駒を輩出し1985,86,89-92年の6度ドイツリーディングサイアーに輝いた。母の父としても優秀で何度かドイツリーディングブルードメアサイアーになっている。2000年春フェアホフ牧場にて死亡した。