セレツェ・カーマ
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セレツェ・カーマ(Seretse Khama)(1921年7月1日-1980年7月13日)は、ボツワナ共和国初代大統領。在位1966年-1980年。
英領ベチュアナランドの一部族、ングワト族の王子として生まれる。イギリス留学後、ボツワナ民主党を設立し独立運動を主導。1966年の選挙で大勝し、ボツワナ共和国初代大統領となる。 南アフリカ共和国、ローデシアといった白人主導国家に囲まれた環境下、それらの国々と適度に距離をとりながらの国家建設を行う。特に独立後に発見された世界最大のダイヤモンド鉱脈を軸とし、経済発展に成功。世界最貧国20カ国に含まれていたボツワナを、中進国クラスにまで押し上げる。内政でも、他のアフリカ諸国とは対照的に、独立以来の複数政党制民主主義を堅持した。
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