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センターピボット(Center pivot irrigation)は、アメリカ合衆国のグレートプレーンズにおける灌漑方法。
乾燥地域でも大規模に作物を栽培できるよう、地下水をくみ上げ、半径1kmにもおよぶ円形農場に、水をまく。出水口のあるアーム部分が斜めになっているのは、自然に水が落ちていくようにするための工夫である。(地面と平行だと水が流れない)
ただ。等高線耕作を無視して土壌流出が起こったり、塩害が発生したりと、問題も多い。またアメリカでは地下水の枯渇や化学肥料による地下水の汚染が問題となっている。
この方法は、アメリカ合衆国だけでなく、サウジアラビアなどの、産油国でも使用されている。