ソポクレス
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ソフォクレス(ソポクレース、Σοφοκλής, Sophoklés、紀元前496年頃 - 紀元前406年)はアテナイの悲劇作家、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人である。
紀元前468年以来、大ディオニュシア祭で24回もの優勝を重ねた。劇の作法について数編の論文を著すなど理論面を重視し、ギリシア悲劇というジャンルを完成させた。
成功した悲劇作家として富裕な市民でもあった。
123編の悲劇を書いたと言われるが、欠けずに現存するのは僅か7編。絶対なる運命=神々に翻弄されながらも、悲壮に立ち向かう人間を描いたものが多い。中でも『オイディプス王』はギリシャ悲劇中の珠玉とされ、現代に至るまで西洋文学に多大な影響を与えている。