ゾンビ屋れい子
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| ゾンビ屋れい子 | |
|---|---|
| ジャンル | ホラー漫画、能力バトル漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 三家本礼 |
| 出版社 | ぶんか社 |
| 掲載誌 | 月刊ホラーM |
| レーベル | ぶんか社コミックス |
| 発表期間 | 1998年7月号 - 2004年4月号 |
| 巻数 | 全11巻 |
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『ゾンビ屋れい子』は三家本礼のホラー漫画。姫園れい子は報酬と引き換えに、魔王サタンの力で死体をゾンビに変える依頼を引き受けるが、それはしばしばトラブルの始まりだった。同作家の初の長編作品で、「リッパー・ザ・ホラー」という売り文句が付けられている。
- ぶんか社の月刊ホラー漫画雑誌ホラーMに1998～2004年にかけて連載された
- ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ（全11巻）
- 同社 文庫版（全7巻）
目次 |
[編集] 解説
魔王サタンの力を借り、死体をゾンビとして蘇らせる力を持つ女子高生、姫園れい子の活躍を描いたもの。作者のイマジネーションとサービス精神に溢れ、残酷だが痛快な作品となっている。
初期は少女向けホラー漫画の定石の中で、思い切りのいい残虐性とれい子のほどよく自分勝手なキャラクター性を柱に一話完結型の連作として掲載された。これは単行本での1巻に当たり、物語は一旦ここで完結しているため三家本礼の入門用としても適している。1巻の裏表紙を見て購入を決意した人は、決して後悔しないだろう。
1巻収録分が掲載されたのち、4ヶ月の間を置いて本格的に連載が開始された2巻以降では作者の嗜好が突出するようになる。派手さと理屈を織り交ぜた少年漫画的な対決アクション、陰惨な中に繰り出されるベタな笑い、個性的なキャラクター達によってホラー漫画のジャンルを越えた魅力を発揮するようになった。絵的にも遠慮がなくなり顔立ちは派手に、スタイルはセクシーになっていき、下着も平気で描くようになる。女子高生という設定はほとんど省みられなくなった。
結果としてジャンル的にはホラーというよりスプラッターなB級冒険物としか言いようがなくなったが、本作品にはメジャー誌では到底掲載不可能な残虐表現が毎回のように登場するため、一般向け商業誌の中ではおそらく最も規制が少ないと思われるホラー漫画雑誌とは相性が良いのだろう。
ネーミングやシーンの各所にジョジョの奇妙な冒険やB級スプラッター映画、メタル音楽の影響が色濃く見られる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] 姫園れい子と百合川姉妹（百合川サキ編）
れい子の住む街で幼女連続殺人事件が発生する。れい子は警察に協力を要請され、病院に向かうがそこには犯人・百合川サキもいたのであった。
- 姫園れい子
- 17歳。高校2年生。白池学園高等部から聖（セント）黒須学園高校へと転入した。
- 声が届く範囲にいる死体をゾンビとして蘇らせる力がある。（携帯電話、レコーダーからの声でも可能）
- 依頼を受けてこの力を行使する、姫園一族の家業「ゾンビ屋」として活動している。
- 報酬は現金しか受け取らない。請求額は依頼者の収入によって変わる。
- 召喚できるゾンビは刃物使いの百合川サキ（単行本2～7巻、10～11巻）、打撃攻撃が得意な百合川みどり（単行本7～11巻）。みどりは姉との相性が非常に悪い為、2人を同時に召喚する事は出来ない。
- 髪を2つに結んでいるとかなりのクセ毛の様に見えるが、下ろすとそれほどでもない。
- 話が進むにつれて赤毛だった髪が金髪となり、2つに結んでないシーンが増える。同時に高校生とは思えない風貌、体型（巨乳）となる。
- 好物はラムレーズンのアイスクリーム。
- 前世は魔女カーミラと戦った女性騎士団長だった。
- 百合川サキ
- 連続殺人者の高校生。（1988年に6歳だった事から、1982年生まれと推測される）幼い頃に妹を亡くした（実際は生きている。後述参照）事から妹を欲していた。お菓子やおもちゃなどで気に入った幼女の気を引いて拉致。無理やり妹として扱い、言う事を聞かなくなると殺す。
- 幼女が自分のいう事を聞いている時は優しいが、少しでも自分を嫌がると豹変。口汚く罵りながら殺害する。邪魔者も躊躇なく殺害する残虐性の持ち主。
- 彼女が凶行に及ぶようになった原因は、両親に愛されなかったことや妹に対する罪悪感や執念が原因だとされる描写がある。しかし犯行を重ね続けたのは彼女自身楽しくなっていたからであろうと思われる。
- 正体を見破ったれい子を殺すが、れい子に召喚された被害者のゾンビ達に切り刻まれて死亡。享年18。
- 稀代のナイフ使い。重さのない包丁で人体の腹部を横薙ぎに両断するほどの腕力の持ち主。投げても百発百中。運動神経も、走っている車に飛び乗るなど常人を遥かに超えている。
- 文庫版3巻に掲載されている1996年に描かれた短編「妹」に彼女と同じような性質のキャラクターが登場している。ただし、『百合川サキ』という名は作中には出ておらず、その風貌も似てはいない。
- 百合川みどり
- 百合川サキの妹。姉とは2歳離れている。姉のサキから虐待を受けており、6歳の時に当時8歳だったサキによって階段から突き落とされて植物人間となる。（単行本1巻でサキは｢妹はちょっとした事故で死んだ｣と言っていたが、これは罪の意識から逃れる際に作った偽の記憶である）
- サキ死亡後、10年間の眠りから目覚める。（精神年齢は6歳のまま）姉のサキを恐れると同時に優しい姉を欲する。主治医秋山の娘でありれい子の友人の1人、秋山夏美を姉の様に慕っていた。しかし連続殺人鬼の妹と言う理由で手ひどい扱いを受け、殺害してしまう。
- 秋山夏美殺害後に逃亡し、暴力団の幹部である夏美の父親、兵頭からの刺客を返り討ちにするなどの自暴自棄ゆえの暴挙に出た。しかし、主治医秋山が手首を切った事で事態は急変する。彼女と同じ血液型"BOMBAY"を持つ人間は極端に少なく、みどりはその数少ない人々の１人だったのだ。れい子はみどりを探し出し、説得の後輸血させる。
- みどりは秋山を救う為なら輸血後に逮捕されても構わないと考えていた。が、実は秋山はみどりが自分と同じ特殊な血液型の持ち主である事を利用し、娘の復讐の為に手首を切ってみどりをおびきよせたのだった。隠し持っていたメスでみどりの首を切りつけ殺害した後、秋山はそのメスで自らの首を掻き切った。16年の短い生涯だった。
[編集] 姫園リルカ編
蘇ったれい子に、三島が恐るべき事態を語り出す。生き別れの双子の姉・リルカがゾンビによる世界征服を目指し、仲間を集めているというのだ。やがて魔の手はれい子の通う高校まで及んでくるのであった。
- 姫園リルカ
- れい子の双子の姉。17歳。学校には通っていない。その為"QUEEN"をキュエーンと言うなど学力不足が作中で見られる。
- れい子と同じ様に髪を2つに結んでいるが、クセ毛のれい子と違い直毛である。髪の色は赤毛（後に金色）のれい子とは対照的な紺色。
- 初登場時はれい子と良く似ていたが、段々と鋭い目付きになっていく。
- 妹のれい子と同じく、死体をゾンビ化させる能力が有る。それを使い、地上をゾンビの世界に変え、女王として君臨する野望を持つ。
- 世界を手中に収める為に戦死した各国の兵士達で被われた体長30mほどのゾンビ、「聖なる前夜祭」（ホーリー･ミトラス）を召喚する。本体は蝙蝠の様な翼を持つ双頭の騎士の姿をしている。血液中に空気に触れると活発になる肉食のバクテリアを飼っており、リルカはそれを「悪魔の血」（ディーモンズ・ブラッド）と名付けていた。血液が体にかかると例え本体であっても喰われてしまう。
- 聖なる前夜祭の体内には、リルカの改造によって腕が継ぎ足された肉食性の翼竜「ケアラダグティルス」が隠されていた。後に板金加工を施され「ケアラダグティルスVer.1.1」となる。戦闘を行った回数がたった1度と極端に少ない為、その能力はよく分かっていない。
- 一旦は百合川サキと落雷によって倒されるが、部下の零本白栄が治療し、復活した。隠れキリシタンが作った町、黒須市を拠点に世界征服とれい子への復讐の計画を練る。
- 頭脳明晰な白栄に、撃たれた者を一定の確率で怪物にし、最初に見た人物に対して忠誠心を抱かせる「運命の弾丸」を作らせた。しかし、簡単に切り捨てられる事を懸念した白栄は自分と妹の志呂子だけで部下を増やし、リルカに銃を使わせなかった。刷り込み効果で怪物達は白栄と志呂子しか主と認識せず、リルカはそれに腹を立て白栄を殺害した。
- その後、「星」（ゾンビ使いの能力）を奪われたが、事前にゾンビ化させていた白栄に弾丸の改良をさせ、被弾者は100％の確率で強力な怪物に生まれ変わる「究極バージョン」を生み出して居た。お陰で世界征服の野望を諦める必要はなかったが、下克上を謀った志呂子に撃たれて怪物化してしまう。しかし、撃たれた時に鏡の中の自分を見ていた為に刷り込みを防ぐ事ができた。自分を裏切った志呂子に制裁を加えている最中に「政府の直属の生物兵器研究班」を名乗る軍人風の女、雪女（ゆきな。コードネームであり、本名は分からない）に攻撃される。
- 雪女に攻撃するも冷凍弾で体を凍られてしまったリルカ。ヘリコプターで研究施設へ連れて行かれそうになるが細胞を超高熱化させ体を解凍し、雪女の部下達を殺害する。そしてヘリの中での冷凍弾の使用は不可能と考えた雪女によって、彼女の部下諸共ヘリから突き落とされる。
- 自称女王だが、QUEENをキュエーンと読んだことから、義務教育すら満足に受けていない疑いがある。
- ジャスミン・メンドーサ
- 16歳。職業「美しき雇われ戦士」（自称）。
- あらゆる格闘武器を貸し与える武器商人のゾンビ「ビクトリー・カタナ」を召喚する。ゾンビ自体は戦わず、戦うのはあくまで彼女のみである。
- 初期は金の為なら人殺しも厭わなかったが、物語が進む内に情に厚い性格となる。またそれと同時に体型がどんどん筋肉質になって行く。
- 最初、れい子は只の雇い主だったのだが、後に親友となる。黒須高校編と読み切り以外、れい子の心強い仲間として活躍する。
- 好みのタイプはヘラクレスの様に逞しい男性。ちなみに、生涯６回の離婚を経験するが原因はいずれも「嫌がる夫に無理やりプロレス技を掛けた」からだった。
- 雨野良香
- リルカと敵対するゾンビ使いの一人。ゾンビ召喚術とは別に中国式剣術を使える。
- ドイツ兵のゾンビ「リヒャルト・ハイドリヒ」を召喚するが、100％は使いこなせていない。
- 彼女の発言から召喚するゾンビはある程度選択できる。
- 三島流動
- リルカと敵対するゾンビ使いの一人。リルカと敵対するゾンビ使いの協定を結ぶことを発案した発起人。
- 騎士のゾンビ「ロビン・デーヴィス将軍」を召喚する。
- 東堂雄貴
- リルカと敵対するゾンビ使いの一人。ゾンビを腕だけ召喚するなどゾンビ使いとしての能力は高い。
- ガンマンのゾンビ「ジャック・ガンズ」を召喚する。
- 妹、麻夜の足が不自由になった原因であることに深く悩み、彼女を溺愛している。それが悲劇を招くことに……
- 東堂麻夜
- 雄貴の妹で、ゾンビ使い。
- 兄のせいで足が不自由不自由で、車椅子に乗っている。
- 戦闘機パイロットのゾンビ「撃墜王エディ」を戦闘機ごと召喚する。
- 争いを好まない性格だが、戦いの最中はみんなを助けること願っていた。
- 黒田
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。
- 仲間となるゾンビ使いのスカウトと敵対するゾンビ使いの抹殺を担っていた。
- ローゼス・キルミスター
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。強力なゾンビ使いで、リルカが仲間になる前にゾンビ使いの集団を率いるほどである。
- 6本の手を持つゾンビ「黒い未亡人（ブラックウィドー）」を召喚する。
- 野呂田
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。
- 死刑執行人のゾンビ「ケネス・ダイナモ」を召喚する。人形によってゾンビを操作するため、人形を失うとゾンビを扱うことができない。
- れい子の同級生。人形遊びが趣味で自作もする。本編ではれい子のフィギュアを自作していた
- 猫神理沙
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。
- ゾンビ「擬態生息者06号」を召喚する。
- 谷井出人
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。汚い性格。
- 呪術師で人を操る能力を持つゾンビ「ムド・カランバ」を召喚する。
- 水桃（スイピン）
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。
- 大蛇のゾンビ「餓蛇羅」を召喚する。
- トレイシー
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。
- 唾液をかけた者に幻覚を見せるゾンビ「罪人の悪夢（シナーズ・ナイトメア）」を召喚する。
- 奥の手として自分を含めあたり一帯を皆殺しにできる毒のスプレーをもつ。
- Ｄｒ零
- リルカの手下のゾンビ使いの一人。リルカの身の回りの世話をする。零本兄妹の父。
- 超スピードで治療のできるゾンビ「メディカル・デス」を召喚する。
- 人造人間08号
- Ｄｒ零によって製作、教育された人造人間。リルカの屋敷に侵入する者を食い殺すために作られた。
- どんな傷の修復することができる体を持ち、傷が治るとき少しかゆいらしい。最近は快感になりはじめている。
[編集] 黒須高校編
隠れ切支丹の住んでいたという黒須市に転校してきたれい子。そこには豪人、竹露、ラファエルというゾンビ使いたちがいた。生きていた姉・リルカと決着をつけようとするれい子だったが、そこにスターコレクターや謎の軍が絡んでくる。
- 岩田豪人（いわたごうじん）
- 黒須市のゾンビ使い。三島流動と東堂雄貴とは友人関係だった。
- ゾンビ「オルタナティヴ」を召喚する。作中での召喚は一度きりで、基本的には豪人本人が戦う。
- 竹露とは相思相愛である。
- れい子の仲間として活躍することになる。
- ラファエル・シムシュタイン
- 黒須市のゾンビ使い。スターコレクターに狙われないよう常にゾンビ召喚者である星を隠している。
- ゾンビ「死せる生娘（キルド・メイデン）」を召喚する。
- 雨月竹露（うげつちくろ）
- 黒須市のゾンビ使い、登場当初はゾンビを召喚できなかった。
- 剣道部に所属し運動能力は高い。リルカをも感動させるほど情にあつく、臨機応変な性格でもある。
- リルカの死後、ゾンビとしてリルカが召喚できるようになった。ただし、このゾンビリルカは、竹露を守るべくときに自らの意志で出現・戦闘・撤退する変わり種である。
- 初登場時はれい子らと変わらぬ体型だったが、だんだんと幼児体型化していった。
- 豪人とは相思相愛である。
- れい子の仲間として活躍することになる。
- 零本白栄
- Ｄｒ零の息子。れい子との戦いで傷ついたリルカを治療し、黒須市を中心にリルカの兵隊を集める実行者。戦闘能力向上と洗脳効果を持った運命の弾丸の研究、製造者でもある。
- 零本志呂子
- Ｄｒ零の娘。兄の白栄とともにリルカの兵隊を集めていた。同じ種類の人間としてリルカには認められている。しかし途中でリルカを裏切る。
- Ｓ・Ｃ（スター・コレクター）
- 複数のゾンビを同時召喚し、ゾンビ使いからゾンビ召喚術とゾンビを奪うことができるゾンビ使いの変り種（フリークス）。
- 雪女（ゆきな）
- 政府直属生物兵器研究班。女扱いされること軍人としてのプライドを傷つけるとし嫌う。
- 戦闘能力はかなり高く、れい子やリルカらを圧倒した。
- 銀（しろがね）
- 政府直属生物兵器研究班。爆弾を担いだ犬を使う。
[編集] キム・イーヒン編
転校生はゾンビ使いだった。辛くも敵襲を退けたれい子は、背後にキム・イーヒン一味がいることを突き止める。
- キム・イーヒン
- ゾンビ使いを増やすことができるゾンビ使いの変り種（フリークス）他人に「星」を与えることができる。黒須市を中心に活動し、ゾンビ使いの手下を増やしていた。
- 回復に必要なたんぱく質さえあれば、致命傷であっても秒単位で再生する血液を持つ。また、血液を死体に浴びせることで強力な戦闘能力と再生能力を付随させてよみがえらせることができる。
- ゾンビ「毒婦の抱擁（バソリーズ・エンブレイス）」を召喚する。
- ウリョン
- イーヒンの側近の一人。プロテインを常備している。とても献身的。
- ゾンビ「火炎龍」を召喚する。
- ブラッド
- イーヒンの側近の一人。イーヒンも認める卑怯なやり方で戦う。
- ゾンビ「ゼリーゾンビ」を召喚する。
- スティーヴォ
- イーヒンの側近の一人。「負け犬に生きる資格なし」を鉄則としており、それを理解できない部下を殺すこともある。しかし、自分は従わない。
- ゾンビ「死体工場（デットファクトリー）」を召喚する。
- 安藤純子
- イーヒンの手下のゾンビ使い。魚無水産高校から聖黒須学園高校へと転入した。一時的にれい子と同級生となった。
- ゾンビ「死体愛好猫（ネコロフィリア）」を召喚する。
- 元々いじめられっ子で争いを好まない性格だったが、ゾンビ召喚能力を手に入れたことで性格がゆがんでしまった。
- チーホイ
- イーヒンの手下のゾンビ使い。ヒデュンと共にイーヒンに敵対するゾンビ使いを始末していた。
- ゾンビ「スカイダンサー」を召喚する。
- 子供のころバスに乗ってはしゃいでいて事故にあい、両腕をなくした。イーヒンによって星を与えられ、両腕をゾンビの「スカイダンサー」で補っている。
- 後にれい子の仲間になる。
- ヒデュン
- イーヒンの手下のゾンビ使い。チーホイと共にイーヒンに敵対するゾンビ使いを始末していた。
- ゾンビ「運命の赤い糸（コード・レッド）」を召喚する。ゾンビを使った「安全な戦い」を好む。
- ダミリー
- イーヒンの手下のゾンビ使い。チキン。
- ゾンビ「ギロチンテラーズ」を召喚する
- 岩田豪鉄
- 豪人の弟。中学2年生。豪人と共にイーヒンの手下を狩っていた。ゾンビ召喚能力はない
- 登場したのはわずか2回のみ
[編集] 魔女の石編
博物館から盗まれた「魔女の石」には魔女・カーミラが封じられていた。れい子とジャスミンは、賞金稼ぎとして石の奪還に参加する。
- カーミラ・エステバン
- 魂を「魔女の石」に入れ行き続けた魔女。魔女の石を手にしたものはカーミラに肉体を奪われる。
- モーゴス
- カーミラの弟子の一人。錬金術の応用で無から金属を作り出すことができる。
- 現代では生まれ変わり、派賀根として豪人と同じバイトをしていた。
- ヒムラー
- カーミラの弟子の一人。体液が空気に触れると炎が発生する。
- プニョ
- カーミラの弟子の一人。黒魔術と植物学を応用させた術を使う。
- 現代では生まれ変わり、草薙優花として竹露達と同級生だった。豪人に思いを寄せる
- ウォーレス・クレイマン
- クレイマン博物館の影の番人。カーミラによって死亡。後にスージーのゾンビとなる
- スージー・クレイマン
- ウォーレス・クレイマンの妹。クレイマン博物館の管理人。ゾンビ使い
- ジェットジョーン
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。占い師
- 主に水晶球を用い、その的中率は完璧といえる。ただしクライアントの信用を得る能力はそれに伴っておらず、本人も悩みとして自覚している。
- ゾンビ使いではないが、その予知能力を生かしてれい子の仲間として活躍することになる。
- マーカス
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人
- ピンク
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人
- ミス・ニンジャ
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人
- カーミラの精神支配に抵抗できた唯一の人物
- ジムザム
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。ナイフ投げを得意とする
- カプリチョス
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。ジムザムの子分。糸電話を使い、振動から周囲の近い範囲の見えないものを判断できる
- ドニーゴ
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。ジムザムの子分
- サリー・バーンズ
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。ゾンビ使い
- かなり陰険悪辣な性格であり、れい子らを逆恨みし陥れる
- ゾンビ「断末魔交響楽団」を召喚する
- 後にカーミラの手下となるが、ヒムラーに焼き殺される
- エドワード
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。ゾンビ使い。
- ゾンビ「ギーゴ」を召喚する
- レオナルド
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人だったが、セクハラで解雇された
- ボトルポイズン
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。特殊グローブによる毒手拳の使い手。
- レインマン
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。剣士
- ゴットスピード
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人。早撃ちの銃使い
- ゾーイ
- スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人
[編集] その他
編集中
[編集] 登場ゾンビ
- 百合川サキ（ゾンビ）
- 死亡後、れい子によって召喚される身となり、ゾンビ化による身体能力の向上で、生前からの超人的なナイフがさらにパワーアップ。妹の殴打に対して斬撃ダメージを与えられる。
- 基本服装のデザインは死亡時の物と同じだが、素材は体の線を強調する様な物へと変化している。（一応、細かい点は一回マイナーチェンジされている）
- 激戦のためか最も破損回数が多いゾンビだが、傷を物とせず立ち向かう執念を見せる。
- 百合川みどり（ゾンビ）
- れい子は大量殺人者の姉、リルカにいじめられていた自分とみどりを重ね合わせており、みどりを死なせてしまった事に責任を感じていた。その思いが通じたのか、死体愛好猫によってサキが破壊された時にまるでれい子を護るかの様に召喚された。その後、みどりはれい子の忠実なゾンビとして活躍する。
- 姉・サキとは相性が悪く、同時に召喚できない。姉とは対照的に殴打によるダメージを得意とし、身体能力もかなり高い。
- れい子の悪口を言った人物を殴るなど、わずかに生前の意志を感じさせる行動を取る。
- ゾンビとなってからは姉のサキと違い、しょっちゅう衣装が変わる。
- リヒャルト・ハイドリヒ
- 雨野良香が召喚するゾンビ。ナチスドイツ機甲部隊の兵士だったが味方の誤射によって死亡した。
- 一応は命令に忠実であるが使い勝手がよいゾンビとは言えず、戦闘方法は銃を乱射するのみである。
- ロビン・デーヴィス将軍
- 三島流動が召喚するゾンビ。中世にて戦死した騎士。
- 黒田のゾンビ曰く「高級なゾンビ」らしいが活躍の機会に恵まれていない。負けることが目立つため弱いゾンビとして認識されることが多いが、召喚直後などの不意打ち攻撃で負けることが多いため、決して弱いゾンビというわけではない。
- 召喚者の命令で演技ができるなど、命令には忠実に従う。
- ジャック・ガンズ
- 東堂雄貴が召喚するゾンビ。西部開拓時代の無法者で保安官に射殺された。
- 拳銃による攻撃は正確で高い戦闘能力を誇る。東堂雄貴に対し強い忠誠心がある。
- 磔台を背負っているが、現行犯で射殺されたため生前から背負っていた可能性がある。
- ビクトリー・カタナ
- ジャスミン・メンドーサが召喚するゾンビ。武器商人
- 斬撃、打撃など古今東西の格闘武器を持ちジャスミンに与えるが自分が戦うことはない。武器の中にはチェーンソーなどもあり、割と近代の商人か、ジャスミンが追加させたと思われる。
- 撃墜王エディ
- 東堂麻夜が召喚するゾンビ。第二次世界大戦戦闘中、心臓マヒで死亡した。
- 戦闘機ごと召喚し、作中最大の攻撃力と機関砲による正確なピンポイント攻撃を併せ持つ。
- 黒い未亡人（ブラックウィドー）
- ローゼス・キルミスターが召喚するゾンビ。リルカの仲間になる前は腕は2本しかなかった。初登場時は6本の腕を持つゾンビ。
- 腕を増やし腹を空洞にすることで、パワーとスピードを手に入れている。
- ケネス・ダイナモ
- 野呂田が召喚するゾンビ。バカであるため人形を介して指示するが、人形が壊れたら暴走する。
- 力任せに斧を振り回す戦闘方法をとる。
- 擬態生息者06号
- 猫神が召喚するゾンビ。生きているものを装い、標的に近づく。
- 右腕が動物の屍肉によって整形されており、一撃で人間を吹き飛ばすほどの力がある。
- ムド・カランバ
- 谷井出人が召喚するゾンビ。古代南米、戦闘民族の呪術師。
- 他人の体を操る肉体操作と操った人物とダメージを共有する能力を持つ。
- 餓蛇羅（がだら）
- 水桃が召喚するゾンビ。アマゾンで餓死した大蛇
- 食べることが最優先行動であるが、召喚者に危害を加えようとはしない。
- ヘルドラド
- リルカの手下が召喚するゾンビ。チキンレースで死んだ暴走族。
- 首落士
- リルカの手下が召喚するゾンビ。壇ノ浦で死んだ平家武者。
- 虫の帝国（インセクト・エンパイア）
- リルカの手下が召喚するゾンビ。10万匹の虫で構成されており、普段はミイラのような格好をしている。
- 罪人の悪夢（シナーズ・ナイトメア）
- トレイシーが召喚するゾンビ。
- 殺傷能力のない即効性の神経毒を持つ唾液を吐く。力そのものはさほど強くない。
- メディカル・デス
- Ｄｒ零が召喚するゾンビ。医者と看護婦が背中合わせに連結している。
- 切断、手術、火炎放射など戦闘と治療両面に長けたゾンビ。
- 聖なる前夜祭（ホーリー･ミトラス）
- 姫園リルカが召喚するゾンビ。世界を手中に収める為に戦死した各国の兵士達で構成されている。
- それぞれ一人一人が戦闘することも、集合体として戦闘することも可能。
- 聖なる前夜祭（ホーリー･ミトラス）本体
- 姫園リルカが召喚するゾンビ。蝙蝠の様な翼を持つ双頭の騎士*空気に触れると活発になる肉食のバクテリアを持つ血液「悪魔の血（ディーモンズ・ブラッド）」が流れている。
- ケアラダグティルス
- 姫園リルカが召喚するゾンビ。白亜紀の翼竜に腕が追加されている。
- ケアラダグティルスVer.1.1
- 姫園リルカが召喚するゾンビ。ケアラダクティルスを板金加工した。
- オルタナティヴ
- 岩田豪人が召喚するゾンビ。他人になりすますことができるが、現在のところ岩田豪人にしかなれない。
- 死せる生娘（キルド・メイデン）
- ラファエル・シムシュタインが召喚するゾンビ。魔女狩りによって処刑された少女。
- 処刑された「鉄の処女（アイアンメイデン）」ごと召喚し、その針を飛ばして攻撃する。
- ファントム・ロード
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。馬ごと召喚される騎士。
- A.D.Ⅰ.D.E.S（アディデス）
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。ギャングの抗争により死亡する。
- ゴーレムシールド
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。全身鎧で固めた戦士。武器を持たずに両手に盾を持つ。
- 香炉罹（ころり）
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。中国服を着て香炉と扇子を持っている。
- 扇子により香の煙を狙った者だけ覆いつつむ。
- ブッチャーレディ
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。鉈を両手に持っている武闘派。
- スケアクロウ
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。全身刃物で固めている武闘派。
- ファイヤーカルト
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。火炎放射を扱う武闘派。
- スパイダー
- Ｓ・Ｃが召喚するゾンビ。偵察担当。
- エンゼルリッパー
- Ｓ・Ｃがれい子から奪った百合川サキの別名。召喚主がうまく使いこなせず、両腕を切断された。衣装はコートを着用している。
- 毒婦の抱擁（バソリーズ・エンブレイス）
- イーヒンが召喚するゾンビ
- 着脱可能の重金属製の鎧と鋏型と剣型に変形できる刃物を持つ。
- 火炎龍
- ウリョンが召喚するゾンビ。全身が炎に包まれている龍。
- 火の弾で距離をとりつつ攻撃や火炎放射を行う。
- ゼリーゾンビ
- ブラッドが召喚するゾンビ。
- 血液のゾンビ。擬態、迷彩、取り込み能力を持つ。多少の攻撃能力もある。
- 本編中「ＹＥＳ」と一言しゃべっており、言語能力と意思もあると思われる。
- 死体工場（デットファクトリー）
- スティーヴォが召喚するゾンビ。両手に機関砲を持った機械。
- 死体愛好猫（ネコロフィリア）
- 安藤純子が召喚するゾンビ。人面猫。
- 体毛を飛ばす攻撃行い。標的との距離が近いほど威力が増す。
- スカイダンサー
- チーホイが召喚するゾンビ。常に召喚し続け、自らの腕として使う。
- 超高速で空を飛び攻撃する。
- 運命の赤い糸（コード・レッド）
- ヒデュンが召喚するゾンビ。死体を操作することができる。
- ギロチンテラーズ
- ダミリーが召喚するゾンビ。多数の生首を付けたギロチン。
- 中央の骸骨からフックつき鎖を多数伸ばし標的をギロチンまでひきずりこみ首を刈る。
- 姫園リルカ（ゾンビ）
- 竹露が召喚するゾンビ。竹露の意志とは関係なく彼女の危機を察知し、登場・戦闘・撤退する。
- 毎回異なるゴージャスなドレスを身に纏い、中世風の剣で敵を切り裂く。戦闘能力はかなり高い。生前の風格を感じさせる。
- 断末魔交響楽団
- サリー・バーンズが召喚するゾンビ。多数の虫。
- 金属でさえ瞬時に腐食させる強酸を吐く。
- ギーゴ
- エドワードが召喚するゾンビ。当初、スージー・クレイマンが魔女の石奪還のために雇った賞金稼ぎの一人に紛れていた。
- 口の中に特殊樹脂を含みながら口を開けしゃべることができる。
[編集] 用語
- 姫園一族
- 物語の時点での家族構成は父（故人）、母（故人）、姉（リルカ）、妹（れい子）。両親は飛行機事故で亡くなったと思われていたが、実はリルカが小動物のゾンビを父の荷物に潜ませ、それに機体を食い荒らさせて飛行機を墜落させていた。
- ゾンビ使いの血統。他のゾンビ使いが決まったゾンビしか召喚できないのに対し、姫園家のゾンビ使いは自分の声が届く範囲にいる死体すべてをゾンビとして蘇らせる力がある。これはゾンビ召喚者のフリークス（変り種。召喚能力以外に別の能力を持つ人物の事）であり、作中でこの能力を持つ者は姫園家の人間のみである。
- ゾンビ（姫園一族の能力で復活した場合）
- 生前より遥かに力が増しており、頭部を破壊されても行動できる。
- 姫園一族の能力者の声により、その場で死体から蘇る。
- 意思を持ち、生前の恨みなどを動機に凶行に走る者が多い。また生前の記憶を聞き出すことができるため、事件捜査等に利用できる。
- 術者が解除をするともとの死体に戻る。
- ゾンビ使い
- 死者をゾンビとして地獄から召喚し、意のままに操る能力を有する。通常は1体しか呼び出せない。
- 体のどこかに星型のマークを持つ。これは「星」（スター）と呼ばれる。産まれた時から持つ者と、突然「星」が体に表れる者がいる。
- 召喚者は通常、能力に目覚めてからは意識的にゾンビを召喚する。雨月竹露の場合は、自動的に召喚される例外パターンである。
- 意識を失ったり他の事に気を取られてしまうと、ゾンビは地獄に戻ってしまう。
- 使役できるゾンビは固定しているが、それがどのような因縁で結び付けられているのかは不明。れい子がこの方法で呼び出せるのは自分の人生の中で深く関わった人物であるため、他のゾンビ使いも過去世において関わりのあった人物を召喚している可能性がある。しかしながら、大蛇や虫の大群のゾンビなどと言った召喚者との繋がりが良く分からないケースの方が多い。
- ゾンビ（召喚）
- 地獄から召喚されたゾンビは意思が希薄なタイプ（若干の表情は有る）と、まるで人の様に会話可能で表情豊かなタイプの二種類。その差異の基準は不明。どちらも召喚者によって操られる。
- 基本的にゾンビは召喚者を護り、その命令を聞く。それには生前の因縁は関係しない。
- 召喚者の能力が低いと、意思疎通に難があるためか実力を発揮できない場合がある。
- 人型の場合は、生前に罪を犯した人間（主に殺人）、あるいは志半ばにして命尽きた者の場合が多い。その為、ゾンビとして召喚者に使役されるという事は地獄に居る罪人へ対する罰則、または怨念ゆえの転化という可能性が高い。
- 話が進むにつれて、血液のゾンビやギロチンのゾンビといった人でも動物でも無い様なゾンビが出て来ている為、『ゾンビ』の定義は曖昧な物となっている。
[編集] メディアミックス等
- 実写版オリジナルビデオ「ゾンビ屋れい子」（3巻）
- 1巻2004年4月25日、2巻2004年6月25日、3巻2004年12月3日、各3980円
- 主演：秋山莉奈
- 監督：稲葉博
- 原作（本作品）との関連は薄い
- ドラマCD「ゾンビ屋れい子」（1巻）
- 2005年8月24日発売、3150円（限定版8190円）
- リルカ編をドラマCD化
- 姫園れい子：生天目仁美
- 姫園リルカ：朴璐美
- 百合川サキ：冬馬由美
- 通信販売限定の豪華版は韮沢靖プロデュース「百合川サキ」フィギュア付き（色違い2バージョンあり）
- 英語版「Reiko the Zombie Shop」
- 1巻2005年12月25日、以下続刊（2007年3月までに6巻発行済み）
- 各巻192ページ前後、$12.95
- 出版社：Dark Horse Comics
- ゾンビ屋れい子1/6ドールシリーズ「姫園れい子」
- 2006年発売、12800円
- メーカー：ジェネシスカンパニー
- 植毛ドール、全高約27cm、聖黒須学園制服
