タイ王国軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイ王国軍(タイおうこくぐん、กองทัพไทย )とはタイ王国における軍隊である。そのタイ王国軍隊の総帥すなわち(名目上の)最高責任者として国王があり、その下に首相が置かれ国防省が置かれている。なお国防大臣は2004年現在文民のみがなることが出来る(ただし、退役軍人は文民と見なされている)。国防省の補佐役として大臣秘書室があり、関連の独立機関として退役軍人会(在郷軍人会)がある。
国防省の内部は大きく分けて次官室とタイ王国軍最高司令部がある。次官室では財政、軍事裁判、各種公団の経営、近衛兵などの統括が行われる。最高司令部は人事、情報、教育、作戦など実際の業務が行われており、陸軍、海軍、空軍もこの下位組織である。なお実際において力を持つのは最高司令部ではなく、陸軍、海軍、空軍の司令部であると言われている。
目次 |
[編集] 徴兵制
18才以上の男子に対して徴兵が行われる。ただし、士官学校生や一般の学校(マッタヨム3~6年)に所属し「軍事科(ウィチャー・タハーン)」を受けた者、体・精神に障害のある者および体力のない者は徴兵の対象外とされている。また、徴兵制度の対象者が多すぎるため、兵になることを自ら希望する者以外は、徴兵対象者はくじ引きによって決定される。女性は徴兵の対象外であるが18才以上で希望すれば訓練を受けることが出来る。
[編集] 資料
以下はCIAのファクトブックにもとづく。
軍事区分:
有効総動員数(2004年):15才から45才まで
- 17,944,151人(欠格者含む)
- 10,735,354人(適格者のみ)
軍事費:
- 17億7500万ドル(2000年)
- 国内総生産の1.8%(2003年)
[編集] 関連項目
- TMB銀行