タチアナ・カザンキナ
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女子 陸上競技 | ||
金 | 1976 | 800 m |
金 | 1976 | 1500 m |
金 | 1980 | 1500 m |
タチアナ・カザンキナ(ロシア語:Татьяна Васильевна Казанкина、1951年12月17日-)は、旧ソビエト連邦(ロシア)のサラトフ州ペトロフスク出身の元陸上競技選手である。彼女は生涯で7回の世界記録と3個のオリンピックでの金メダルを獲得している。
1976年のモントリオールオリンピックの約1ヶ月前に、カザンキナは1,500mにおいて、女性としてはじめて、4分の壁を破る3分56秒0の世界新記録を樹立した。これはリュドミラ・ブラギナの世界記録を5秒4上回る記録であった。
その後、彼女は、オリンピックでも、800mと1,500mの2冠に輝いた。特に800mでは1分54秒94の世界新記録であった。
1980年には、彼女は1,500mで3分52秒47という世界新記録を樹立する。これは、かつての大ランナーである「パーボ・ヌルミ」(男性)の記録を上回る大記録であった。
しかもこの記録はその後13年間破られることがなかっただけでなく、26年経過した2006年現在でもヨーロッパ記録である。
しかし、彼女は1984年のパリで行われた5,000mのレースの後、薬物検査を拒んだことにより18ヶ月の出場停止処分を受け、彼女の競技生活は突然終わりをむかえることとなる。