チェルノボグ
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チェルノボグ(Chernobog チェルノボーグ)は、スラヴ神話の死神であり、その名は「黒い神」を意味する。
その名前の意味するところから、夜や闇、破壊と死、冥府の神として捉えられることが多いものの、その本来の性格については不明である。 スラヴの諸地方に伝わる創世神話には白い神と黒い神が登場し、その2柱の神が協力して水底の泥から世界を創り上げたといわれており、この黒い神との関連があるのではないかとされ、白い神ベロボーグと対になって語られる。また、同様の神話で黒い神は白い神と対立し、闘争の末に地上に落とされたとされて邪な精霊に変わったといわれている。