ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区
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ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区 |
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ツィンギ | |
(英名) | Tsingy de Bemaraha Strict Nature Reserve |
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(仏名) | Réserve naturelle intégrale du Tsingy de Bemaraha |
面積 | 約1,520km² |
登録区分 | 自然遺産 |
登録基準 | 自然遺産(7),(10) |
登録年 | 1990年 |
拡張年 | |
IUCN分類 | (Ia)厳正保護地域 |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
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ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区(-げんせいしぜんほごく)はマダガスカルの西部にある自然保護、景観保護を目的とした保護地域。
目次 |
[編集] 概要
ツィンギとは、動物の住めない土地という意味。剃刀のような尖った岩が多数並ぶ特異な景観が広がっている。この岩は、カルスト台地が数万年かけて侵食されて、形成したと考えられている。
[編集] 生態系
ツィンギでは降水があっても尖った岩と岩との隙間に吸収されてしまうため、植物は乾燥に強い珍しい種類のものが多数自生している。近くに生えるバオバブも水を蓄えることができるように進化している。
ツィンギの周囲のサバンナには独特の動物も数多く生息している。90種類を越える鳥類を始め、爬虫類や、キツネザルなども多数の存在が確認されている。
[編集] 歴史
- 1927年 - 自然保護地域としての整備が始まる
- 1966年 - マダガスカル政府の自然保護地域として法制の指定を受ける
- 1990年 - ユネスコの世界遺産(自然遺産)として登録
- 1998年 - 国立公園に格上げ
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ、最高の自然現象、または、地域を含むもの。
- (10)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
[編集] アクセス
公園入口の町ペコバカまでは、マダガスカル西部の町、ムルンダバから車で片道8時間程度。
ツィンギは、大ツィンギ(Grand Tsingy)と小ツィンギ(Petits Tsingy)の2つに分けられ、小ツィンギはペコバカの近くにある。一方、大ツィンギはペコバカより約17kmほど離れており、以前は大ツィンギを観察するためにはトレッキングを必要とした。2005年現在は、車で訪れることも可能。