テクタセタカガメ
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?テクタセタカガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Pangshura tecta (Gray, 1831) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
テクタセタカガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Indian roofed turtle |
テクタセタカガメ(Pangshura tecta)は、爬虫綱カメ目潜頚亜目イシガメ科ヒメセタカガメ属(セタカガメ属ヒメセタカガメ亜属とする説もあり)に分類されるカメ。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
最大甲長23cm。オスよりもメスのほうが大型。 背甲は第3椎甲板が後ろに向けて尖る。縁甲板は12対、縁は滑らかで黄色やオレンジ色になる。腹甲は黄色で、各甲板に2対以上の暗色の斑紋が入る。
四肢には水掻きが発達し泳ぎは上手い。頭部や頚部は暗緑色や褐色で、眼の下部から後部にかけてブーメランのような形の赤い斑紋が入る。頚部には白や淡黄色の縦縞が入る。上顎のくちばし状の角質部が弱いノコギリ状になる。
[編集] 生態
流れの緩やかな河川やその周辺の池沼に生息する。止水よりも流水でよく見かけられる。水棲傾向が強く泳ぎも上手いが、日光浴も好む。
食性は草食性の強い雑食性で植物の葉や茎、花、果物、水草、昆虫類、甲殻類、貝類、魚類等を食べる。幼体は肉食傾向が強いが成長につれ草食傾向が強くなる。 繁殖形態は卵生。
[編集] Status
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- ワシントン条約付属書I類
[編集] 人間との関係
生息地では食用とされるが、ワシントン条約付属書I類に記載されているが個体数はヒメセタカガメ属(セタカガメ属を含めても)でも多い。
ワシントン条約付属書I類に記載されているため飼育例は少ないが、2006年に野毛山動物園が本種の飼育下での人工繁殖に成功した。
[編集] 関連項目
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