デスワルツ
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デスワルツ(Faerie's Aire and Death Waltz (from "A Tribute to Zdenko G. Fibich"))は、現代音楽の諷刺作品。1991年に作曲家のジョン・スタンプ(John Stump)に著作権登録されている。意図的に演奏不可能に書かれた譜面に、多数のジョークが書かれているのが特徴である。
- 「自転車を加えろ」「だらしなく」「プレイボール」「ピーナッツを挿入」「呼吸増加」「アヒル」といった指示
- 65536分音符
- 1分の6拍子や66分の66拍子
- 数十の音より成る和音
- 音符の集まりの中に白抜きで書かれた「HELP ME」
等が楽譜中に現れることから、通常の形態の音楽ではなく、楽譜自体を芸術としてみるべき作品とされる。フランスのエリック・サティの作品の譜面にこうした書き込みが多くみられるが(例:ピアノ譜に於いて「あなた自身を前提として」「舌の上で」等の指示)、その影響であるとも考えられる。