デッザ
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デッザ (Dedza)、 は、マラウイ中部の県で、中心の町もデッザ(Dedza township)である。
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[編集] 地理
北西側がリロングウェ(Lilongwe)、北側がサリマ (Salima)、東側がマンゴチ (Mangochi)、南東側がンチェウ(Ntcheu)、南側がモザンビークのアンゴニア (Angónia) の各県に囲まれている。
大地溝帯の西側の段差にまたがるように位置しているため、東部の標高の低い地域と中部の高地では地理条件が大きく異なる。中部にあるデッザの町は標高1,500mほどの高原で、マラウイでは暑い乾季といわれる10月前後でもそれほど暑くはない。一方で、東部のマラウイ湖(Lake Malawi)、岸に面している一帯は標高500mほどのため暑い地域である。
Thiwi, Thete, Lifidzi, Diamphwe, Linthipe等の川が中西部から北に向かい、Linthipe川に合流し、マラウイ湖に流れている。
[編集] 交通
主要な道路は、国道1号線(通称「M1」で、リロングウェ、ブランタイヤ等主要都市を結んでいる)が北西-南東方向に貫通し、東部では、マラウイ湖に沿って国道5号線(通称「M5」)が通っている(いずれも片側1車線でアスファルト舗装である)。両者を結ぶ道はこれまで整備状況がよくなかったが、2006年までにS127道路が改良された。
[編集] 主要な町
- 中部:Dedza, Bembeke, Kaphuka, Mayani
- 西部:Lobi, Thete, Linthipe, Chimbiya, Njonja, Mphunzi, Maonde
- 東部:Mtakataka, Mua, Golomoti
[編集] その他
・デッザの町から北に十数キロの範囲に広がる地域に分散するChongoniの壁画群が、マラウイ湖に続いてマラウイでは2つ目のUNESCOの世界遺産(文化遺産)に2006年に登録された。 ;Chongoni Rock Art Area (2006)
・デッザの町の入口から少し北に行ったところに、製陶所がある。その陶器の販売のほか、その陶器を用いて食事を出すレストランがあり、おいしいケーキが食べられる。