デモナータ
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『デモナータ』は、ダレン・シャン著の子供向けダーク・ファンタジー小説。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
[編集] デモナータ1幕・ロードロス
主人公グルービッチ・グレイディ(グラブス)は、チェス好きの両親と姉をもち、かっこよく見せるために煙草を吸うどこにでもいるような少年である。
ところがある日、悪魔ロード・ロスによって家族が殺されてしまう。その際、ロード・ロスに仕える悪魔に追われたグラブスは、初めて魔術の力に目覚め助かる。悲惨な形で家族を失い精神に深い傷を負ったグラブスは、叔父のダービッシュの指導により回復し、彼の家に引き取られる。そこでビルE・スプリーンという少年と出会ったことをきっかけに、自身の家系にまつわる事実と、ロード・ロスの正体を知ることになる。
グレイディ一族には、時として狼人間が生まれる。それに規則性はなく、はっきりわかっているのは、10代の内に発病する事と、発病した狼人間を元に戻せるのは悪魔のロード・ロスだけという事である。 狼人間を元に戻すためには、2人1組になって、ロード・ロスとのある戦いに勝たなくてはならない。 実は、グラブスの姉グレテルダはこの人狼病を発病し、両親はロード・ロスとの戦いに負けたため、命を奪われたのだった。そして、ビルEもまた、人狼病を発病してしまう。彼は、グラブスの異母兄弟だったのだ。
ビルEを助けるため、ダービッシュはグラブスをパートナーに、ロード・ロスに戦いを挑む。
[編集] デモナータ2幕・悪魔の盗人
主人公コーネリアス・フレック(カーネル)は不思議な光が見える少年で、周囲から「頭のいかれた変人」と敬遠されている。
ある夜、光を弄んでいるうちに思いがけず"まど"ができあがり、不思議な声に導かれるまま足を踏み入れ、行方不明になってしまう。数日後、その間の記憶を無くしながらも、いつのまにか一緒になった弟のアートと共に戻ってくるが、一家は、より安心できる環境を求め、田舎の村へ引っ越すことになる。
平穏な日々が1年ほど続いた後、再び"まど"がひらき、アートが魔物に連れ去られてしまう。 後を追って"まど"に飛び込むと、そこには世界を破壊するという伝説の武器カーガッシュと、その手がかり悪魔の盗人と思われる魔物・カダバーを追う魔術師・ベラナバスと魔術使いたち(魔術同盟)がおり、そこがデモナータだと教えられる。カダバーにアートを連れ去られたカーネルは、魔術同盟に迎え入れられ戦いに参加するが、"まど"を作る能力には目覚めるものの力が及ばず、魔術同盟のナディアと共に仲間を見捨てて人間界へ逃げ帰る。
罪悪感にさいなまれるカーネルは、これを同盟から抜ける好機と考えるナディアと別れさまようが、点滅する光に導かれた先で、魔術同盟のメンバー・シャークと若いダービッシュに出会い、再度デモナータの元へ行き、ベラナバスたちと再会する。ナディアを連れ戻しカダバーを追って、ロードロスの城に行き着き、本当の悪魔の盗人が誰なのかを知り、アートを取り返せないまま人間界へと帰ることになる。
両親のもとで新しい生活を送るカーネルだったが、その生活は思い描いたような幸せなものではなかった。後に自分の本当の運命に気付き、再び両親のもとを離れるのだった。
[編集] デモナータ3幕・スローター
[編集] デモナータ4幕・ベック
[編集] 主な登場人物
[編集] デモナータ1幕 「ロード・ロス」
- グラブス・グレイディ(本名:グルービッチ・グレイディ)
- どこにでもいる普通の男の子だったが、家族をロード・ロスに殺され、自身もロード・ロスの手下であるベインとアーテリーに殺されそうになったところ、魔術の才に目覚めた。その後、叔父のダービッシュに引き取られ、実は腹違いの弟であるビリーを救うためにダービッシュと共にロード・ロスに戦いを挑む。
- ダービッシュ・グレイディ
- グラブスの叔父さん。
- ビルEはダービッシュ・グレイディを狼人間と思っている。
- ビルE・スプリーン(本名:ビリー・スプリーン)
- ダービッシュの知り合いで、グラブスと友達になる。
- グラブスとは異母兄弟で、本人はダービッシュ・グレイディの事を父親と思っている。
- 本人は気づいていないが狼人間である。
- ミーラ・フレーム
- ダービッシュの友人。美人。
- カル・グレイディ
- グラブスの父。
- シャロン・グレイディ
- グラブスの母。
- グレット・グレイディ(本名:グレテルダ・グレイディ)
- グラブスの姉。
- 狼人間である。
- ロード・ロス
- 別世界、デモナータの魔将。人間の悲しみや恐怖といった負の感情を好んで喰らう。チェスに目がない。
- 狼人間となってしまった者を元に戻す力を持つ。
- ベイン
- ロードロスの手下。犬の形をしている。
- アーテリー
- ロード・ロスの手下。見た目は3歳ぐらいの子供。
[編集] デモナータ2幕 「悪魔の盗人」
- カーネル・フレック(本名:コーネリアス・フレック)
- 2幕の主人公。普通の人には見えない<光のかけら>を見ることが出来る。
- アート
- カーネルの弟。カダバーにさらわれる。
- ベラナバス
- デモナータで悪魔と戦う魔術師。魔術同盟設立者
- ダービッシュ・グレイディ
- 若い頃のダービッシュ。魔術同盟のメンバー。
- シャーク
- 軍服を着ていて、手にサメの刺青がある。魔術同盟のメンバー。
- ナディア・ムーア
- 短い金髪の20代くらいの女性。特別な力があるようで、べラナバスに無理やり連れ回されている。
- シャーミラ・ムーカジ
- サリーを着たインド人の女性。50代くらい。魔術同盟のメンバー。
- ロード・ロス
- 1幕に登場したデモナータの魔将。
- ベイン
- ロードロスの手下。
- アーテリー
- ロード・ロスの手下。
- カダバー
- デモナータから来た悪魔。カーネルの弟、アートをさらう。
[編集] デモナータ3幕 「スローター」
- グラブス・グレイディ
- 3幕の主人公。1幕でロード・ロスと戦った。
- ダービッシュ・グレイディ
- 1幕でロード・ロスと戦った。デモナータから戻ったばかり。
- ビルE・スプリーン
- 狼人間だったが、グラブス達によりすっかり完治。
- プレイ・アティーム
- グレイディ一族専門の殺し屋『子羊』のメンバー。狼人間だったビルEを実験したいと思っている。
- ダビーダ・ヘイム
- 有名なホラー映画プロデューサー。実は女性。よく聞く名前はダビッド・A・ヘイム。
- ジューニー・スワン
- ホラー映画を制作する際に、心が乱れてしまった子供達を心療をする女性。。白い髪のポニーテールに薄いピンクの目が特徴的。実は、ダービッシュが密かに想いを寄せている。彼女自身も、少し気になっている。
- エメット・イージット
- 映画の子役。よくセリフを間違えてしまう。
- ノーラ・イージット
- エメットの母親。タンプに腹を立てている。
- サリット・スミット
- 映画の主人公を演じる子役。グラブス達より少し年上。
- ボウ・クーニアート
- 映画の子役。グラブス達と仲が悪い。
- エイブ・クーニアート
- ボウの弟。子役ではないが、エメットの役を狙っている。
- タンプ・クーニアート
- ボウとエイブの父親。ダビーダでも口ごたえできないほどの権力の持ち主。
- チューダ・スール
- 映画のチーフ助監督。タンプと仲が良い。
- バナリー・メトカーフ
- 映画の子役。大富豪の娘。グラブス達と仲が悪い。
- クック・ケーン
- 映画の子役。「不気味な霊能者のふたご」という役をやる。
- キック・ケーン
- 映画の子役。「不気味な霊能者のふたご」という役をやる。
- スパトラ・ジョーン
- 映画撮影の合間に勉強する為、グラブス達に勉強を教える先生。
- チャイ
- 役になりきるパントマイム芸人。
- ロック・ゴッセル
- グラブスの友達。グラブスほどではないが、体が大きい。
- レニー・ゴッセル
- ロックの妹。かぎ鼻で有名なゴンゾの様な鼻をしているが、可愛い。グラブスが想いを寄せている少女。
- チャーリー・ロール
- グラブスの友達。
- ロビー・マッカーシー
- グラブスの友達。
- メアリー・ヘイズ
- グラブスの友達。
- モーチ先生
- スクールカウンセラー。いつも悲しい顔をしているので「不幸なモーチ」というあだ名をつけられている。
- アーテリー
- 1幕や2幕にも登場したロード・ロスの手下の悪魔。3幕では頭の上にゴキブリがいる。
- マリス
- ロード・ロスの手下の悪魔。
- グレゴール
- ロード・ロスの手下の悪魔。