デロイト トウシュ トーマツ
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デロイト トウシュ トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu)は、アメリカの会計事務所デロイト&トウシュや日本の監査法人トーマツが中心となって運営されている会計事務所のワールドファームである。加盟する会計事務所は世界150カ国に及ぶ。「デロイト」、「トウシュ」、「トーマツ」はいずれも人名であり、デロイトはイギリスの会計士、トウシュはアメリカの会計士、トーマツは日本の会計士(等松農夫蔵)の名前である。ヨーロッパ、アメリカ、アジアを広くカバーするファームであることを示す意図があるといわれている。
略称はDTT。
ロンドンを発祥地とし、現在、本部はニューヨークにある。
「デロイト トウシュ トーマツ」が正式名称であるが、「デロイト」、「デロイトトウシュ」と呼ばれることもある。
KPMG、アーストアンドヤング、プライスウォーターハウスクーパーズと並び、世界4大監査法人(Big 4)の一角を占めるが、日本の会計事務所の名前が使用されているファームはデロイト トウシュ トーマツだけである。
[編集] 沿革
- 1990年:1月 デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ会計事務所とトウシュ・ロス会計事務所が合併し、デロイト&トウシュ会計事務所が発足。これに合わせ、国際組織デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ・インターナショナルとトウシュ・ロス・インターナショナルも合併。国際名称をデロイト ロス トーマツ インターナショナル(DRTI)に変更
- 1992年6月:国際名称をデロイト トウシュ トーマツ インターナショナル(DTTI)に変更
- 1998年1月:国際名称をデロイト トウシュ トーマツ(DTT)に変更
- 2000年6月:デロイト トウシュ トーマツのインテグレーションステージがスタートし、日本の監査法人トーマツもインテグレーションに参画