データ定義言語
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データ定義言語 (—ていぎげんご、DDL、Data Definition Language) は、コンピュータ利用者あるいはアプリケーションソフトウェアが、コンピュータのデータを定義するコンピュータ言語もしくはコンピュータ言語要素である。 Document Type Definition (DTD) は、純粋なデータ定義言語の例である (DTDはXMLの文脈において使われる) 。 データ定義言語の別の例としては、データベース言語SQLの命令群の部分集合が挙げられる。
SQLのデータ定義言語の文は関係データベースの構造を定義する。 SQLにより定義される関係データベースの構造は、組/行、属性/列、関係/表(テーブル)、索引、ファイル位置などデータベース固有の特性を含む。 SQLのデータ定義言語の文の集合は関係データベース管理システム (RDBMS) の一部であり、SQLの方言により多くの相違点がある。
SQLのデータ定義言語の主な命令は次のとおりである。
- CREATE ー 新しいデータベース、関係 (テーブル) 、ビュー、索引、ストアドプロシージャを作成する
- DROP - 既に存在するデータベース、関係 (テーブル) 、ビュー、索引、ストアドプロシージャを削除する。
- ALTER - 既に存在するデータベースオブジェクトに対する変更
- TRUNCATE - 関係 (テーブル) からのデータの不可逆的な削除