トヨタ・キジャン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トヨタ・キジャン (Toyota Kijang) はトヨタ自動車が東南アジア、インド、南アフリカ等で販売していた多目的車である。派生車種としてピックアップも存在する。「キジャン」はインドネシアにおける車名で、マレーシアではウンセル (Unser) 、台湾とベトナムではゼイス (Zace) 、フィリピンではタマロー・レボ (Tamaraw Revo)、インドではクオリス (Qualis)、南アフリカではコンドル (Condor)を名乗る。
目次 |
[編集] 歴史
インドネシアで1977年に発売され、6代続いた後、2004年に後継車種のキジャン・イノーバに置き換えられた。ピックアップの方はイノーバ発表後も継続生産されている。他の地域でも順次イノーバに置き換えられているが、台湾などではまだ現行モデルの販売が続いている。
[編集] 生産拠点
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア (TMMIN:PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia) とトヨタ・アストラ・モーター (TAM:PT. Toyota-Astra Motor) が生産していた。 現在は、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシアのスンター工場でピックアップの生産が行われている。
[編集] 車名の由来
- キジャン (Kijang)とはインドネシア語で「鹿」の意。
- インド向けモデル名「クオリス」は、日本専売モデルマークIIクオリスとは関係がない。