トレヴィの泉
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トレヴィの泉(-いずみ、伊:Fontana di Trevi)は、ローマにある最も巨大なバロック時代の泉である。「トレビの泉」とも。
ヴェルジネ水道(ウィルゴ水道、乙女の水道の意)の終端施設としての泉が場所を替えた後、今の位置になった。その後、泉はローマの建築家ニッコロ・サルヴィの設計で改造、彼の没後の1762年に完成した。
ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインで、中央に水を司るネプトゥヌスが立ち、左に豊饒の女神デメテル(ケレス)、右に健康の女神ヒギエイア(ハイジア)が配置されている。これらはサルヴィの原案でブラッチが制作した。
クイリナーレ宮殿の西側、トレヴィ広場 (Piazza di Trevi) にある。
ローマでも有数の観光名所として賑わっている。肩越しに泉へコインを投げると再びローマを訪れることができるという言い伝えがあり、観光客が硬貨を投げ入れる姿が見られる。このコインは半分がカトリック系チャリティ団体に寄付される。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Trevi Fountain (トレヴィの泉パノラマ)