トンカラリン
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トンカラリンとは、熊本県和水町にある隋道型遺構である。国指定史跡の江田船山古墳がある清原(せいばる)台地に位置する。全長は445.6mにおよび、自然の地隙や人工の石組暗渠で構成されている。
「トンカラリン」の名称は、穴に石を投げ込むと「とんからりん」という音が聞こえることからつけられたと言う説と、朝鮮語由来という説がある。
トンカラリンに関しては民間伝承もなく、その建造時期や建造目的には諸説があるが、未だにはっきりしていない。
昭和50年代に作家の松本清張がトンカラリンを訪れ、魏志倭人伝の一節から邪馬台国の卑弥呼の鬼道であるとの説を唱えたことから、その存在が広く知られるようになった。
しかし、実際にトンカラリンに入ってみるとわずか数十メートルくぐると行き止まりで先へ進めない。
また、何やら水溜りのような物もあるようだ。だが、暗くてさっぱり分からない。
ちなみに、懐中電灯などで中を照らしながら進むと面白くないのでくれぐれも灯りを灯す事だけは控えるように。
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