ドイツ国家民主党
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ドイツ国家民主党(ドイツこっかみんしゅとう)は、党員約5,300人を抱えるドイツのネオナチ政党。正しい日本語訳はドイツ国民民主党。党首は、ウド・フォイクト。
反ユダヤ主義や民族主義を掲げ、若者を中心に支持を広げる一方で、旧東ドイツ地域などで、人種差別に端を発する事件が多発し、同党に対する批判が高まっている。
連邦レベルでは、得票が議席獲得に必要な全国得票率5%に[1]達しないためドイツ連邦議会の議席はもっていないが、州レベルでは議席を獲得している。
目次 |
[編集] 党名
Nationaldemokratische Partei Deutschlands、略号:NPD
[編集] 党史
- 1964年11月28日 西ドイツの政党として設立。
- 1995年4月21日 カールスルーエ地裁が、国民扇動の罪で、ギュンター・ディッケルト党首(当時)に対し、禁固2年の判決を言い渡す。
- 2004年9月19日 ザクセン州議会選挙で9.2%の得票を得て、12議席獲得。
- 2005年2月13日 ザクセン州で行われたドレスデン空爆追悼式典で、党員や支持者を集め、デモを実施。
- 2005年9月7日 ドイツ連邦議会議員に立候補したケルスティン・ローレンツ候補(当時43)、脳卒中で死去。
- 2006年9月17日 メクレンブルク=フォアポンメルン州議会選挙で得票率7.3%を得て、議席を獲得。
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ ドイツは比例代表制(小選挙区比例代表併用制)を採用しているが、比例代表の欠点でありヴァイマル共和政時代の政治混乱の原因となった小党乱立を防ぐため、全国得票率が5%に満たない政党には比例代表の議席配分をしないようになっている。