ドラゴンボールの道具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラゴンボールの道具では、漫画・アニメ『ドラゴンボール』に登場した、道具について列挙し、詳細に解説する。
ドラゴンボールについては、ドラゴンボール (架空の道具)を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 天界の道具
- 如意棒
- 悟空が持つ、伸縮自在の棒。本来はカリン塔と神の神殿とをつなぐための道具であった。どれほど伸びるのかは定かではないが、少なくとも地球と月の間の距離(現実と同じなら約38万km)までは伸びる事が確認されている。
- 筋斗雲
- 悟空が亀仙人やカリン様からもらった、意思を持つ神聖な雲。以前は至る所に沢山あったらしいが、清い心を持っているものしか乗れないため、殆ど見かけなくなった。元は巨大な雲塊であり、悟空が乗っているのは、その切れ端。飛べる高さはカリン塔が限界。
- 芭蕉扇
- 一扇ぎで大風を起こし、二扇ぎで乱雲を呼び、三扇ぎで豪雨を降らせる団扇で、かつて亀仙人が持っていた道具。しかし、鍋敷きに使ってワンタンの汁がこぼれて廃棄処分にしてしまった。アニメでは歯っ欠け婆さんの家でチリトリに使われていたのをチチが発見する。
- 仙豆
- カリンが栽培する豆で、食べれば体力や負傷を回復することが出来る。また栄養値も高く、一粒食べれば十日は何も食べなくてもお腹が減らない。ただ、一度に多く食べると一気に激太りになってしまう。
- 超聖水
- カリン塔を自力で登りきったものに与えられる己の力を何倍にもする仙人の水……という伝承だったが、実はただの水。力が何倍にもなるというのは、カリン塔を預かるカリン様との超聖水争奪戦により勝手に養われる修行の成果だった。
- 超神水
- 体の中に隠れ持っている潜在能力を引き出すことができる水。ただし、ものすごい毒性を持っており、強い生命力、精神力を持っていないと死んでしまう。悟空以外にも14人の人間が飲んだが、悟空以外で生き残った者はいない。またカリン様本人も挑戦したが、武術を極めたカリン様でさえ途中で吐き出してしまったらしい。
- 超神水(アニメオリジナル)
- こちらは神様の神殿にあるもので、ガーリックjrの話で登場。アクアミストという毒霧を吸った人間を浄化するという作用を持つ。この時は霧状にして使った。上記のものと名前がまったく同じでややこしい。GTではベビーの卵を排除するのに、これを一滴飲ませることで浄化した。
- ポタラ
- 界王神界の人間だけがつけているイヤリング。一人の右耳と、もう一人の左耳につけるとフュージョンのかっこ悪い(?)モーションをとらなくても合体できる。ただしフュージョンとは違い、永遠に合体してしまい元に戻ることはない。また一生に1回しか合体できない。
- 漫画では、キビトと界王神、悟空とベジータがこの方法で合体した(悟空のイメージ内とゲームでは、悟空とミスター・サタンが合体した姿が登場している)。過去には15代前界王神と魔女も合体したらしい。ただし悟空とベジータはブウの体内でバリヤーを解除した際に2人に分裂した。
- このポタラの効果は15代前界王神が言うには、フュージョンより効果が上らしい。
[編集] カプセルコーポレーション
- ホイポイカプセル
- ブルマの父ブリーフ博士が発明した、いろいろなものを手のひらに収まる程度の小さなカプセルに収納し、ボタンを押すことで本来のサイズに戻したり、カプセルに戻したりできる。
- ドラゴンレーダー
- ブルマが発明した、ドラゴンボールの発する特殊な電波をとらえることができる、小型探査機。縮尺を自由に拡大・縮小する事が出来る。特殊な部品を使用しているため、いつでもどこでも作れるわけではない。同様の装置をレッドリボン軍も保有していたが、こちらはブルマのそれよりも大型・低精度であった。
- ペンギン村でブルーに奪われた際は、則巻千兵衛博士の子供ターボくんが飛行機のパーツから作り直したが、その際ターボくんがどこからその部品を調達してきたのかは謎である。
- さらに、その特殊な電波は生命体に囲まれるとレーダーにキャッチできない。また、レーダーの縮尺を広げれば、ドラゴンボールがある周辺の地形も大方把握できる。
- ミクロバンド
- スイッチを押すだけで、持ち主の体を小さくさせることのできる装置。腕時計のような外観を持ち、だれでも持ち運びができる。ブルマの発明品。そしてブルマが潜水艇を亀仙人に借りに行った所、ミクロバンドと潜水艇を交換することになった。亀仙人がミクロバンドが欲しがってた理由は小さくなってのぞきをするため。アニメではその行為がばれ、ブルマによって奪い返された。
- PPキャンディー
- ブルマによって開発された拷問用食物。食べた上で「ピーピー」と言われると下痢を催す。ちなみに、効き目は1カ月間有効である。
- タイムマシン
- トランクスが、悟空に会うために未来からやって来るのに使った、未来のブルマが制作した時空転移装置。これを使うことで、ある程度の時間移動を行うことができる。カプセルコーポレーション製なので、ホイポイカプセルにする事もできる。一回分のタイムスリップを行うのに、かなりの充電時間が必要(発明された未来では人造人間に荒らされてエネルギー事情が厳しいため)。
- 冷蔵庫
- 未来のトランクスが過去にやってきたときに持っていた物。コンセント不要な以外は普通の冷蔵庫。
[編集] 宇宙人の道具
- スカウター
- 通信機能と、生命体探索機能を兼ね備えた装置。片耳に取り付け、付属する小型スクリーンに、生命体の戦闘能力を数値化した情報などが表示される。フリーザ一味の宇宙人には一般的に使用されており、この機械に頼ることで、相手によっては変動する戦闘力数値に惑わされることもある。
- 一般の地球人は5~10程度。対象の戦闘力が高い場合、処理能力の限界から爆発を起こす。旧型は約22,000、新型は数十万(詳細は不明)まで計測できる。また、タイマー機能もついている。鳥山メモでは、惑星ベジータの先住民族で、サイヤ人に滅ぼされたツフル人が発明したものという設定。ブルマがラディッツの遺した旧型を入手し、表示を地球の言語に改造することに成功している。
- 戦闘服
- フリーザ配下の戦士に支給されると思われる。アンダーウェア(上下一体型や分かれているもの、ズボンタイプ、ビキニパンツタイプ、レオタードタイプ、スパッツタイプなど多岐にわたる)とプロテクター、ブーツと手袋とがあって1セット。
- 一味のユニフォームも兼ねて、ほぼすべての人物が着用している。だが戦士によっては、手袋をしてなかったり、アンダーウェアを着ずに直にプロテクターを着けている場合もあり、ファッションセンスなども伺えるようである。また、オプションパーツとして管制官用の通信ヘルメットや戦闘力の低い戦士のためにスカウターと接続する光線銃なども存在する。
- 軽い、丈夫、非常に伸びると三拍子そろった理想の服。フリーザ一味が全滅した際、その技術もろとも失われたと思われたが、後にブルマが再現する。セルゲーム時、悟空や悟飯は、あくまで地球人として彼らが一番好きな服を取ったが、ベジータはもとより、青年トランクスはこちらが気に入ったらしい。
- 宇宙船
- 作中には多くの宇宙船が登場した。最初に登場したのはラディッツの丸型宇宙船。このタイプはその後の作品でも重要な道具の一つとなる。宇宙船そのものはツフル人の技術を略奪したものというスカウターや戦闘服などと同一の設定。ちなみにデザインのモデルは野球のボール。丸型宇宙船は基本的には一人乗り。リモコンによる遠隔操作や自身が侵略先で窮地に陥ったときのための生命維持装置も内蔵されている。また、悪用防止のための自爆装置も取り付けられている。専用の受入施設がない地球などの異星では着陸時に大きなクレーターを作ってしまうという難点(?)もある。
- これを改造、大型化し、人工重力コントロール装置や居住空間を設置したものがカプセルコーポレーション製の宇宙船。こちらは悟空自身が地球に送り込まれたときに使われた宇宙船の技術を応用している。この船ではクレーターを作る欠陥は改良されている。
- 悪役ではフリーザ、コルド大王らフリーザ一族の船も登場。特徴的なデザインで長期間の宇宙航行に対応しており、傷ついた戦士を完全に癒すためのメディカルマシーンや、予備の戦闘服、大型の居住空間、フリーザ用の玉座の間などが設置されていた。アニメではコルド大王の宇宙船にフリーザをメカフリーザに改造できるほどの手術設備があることも明かされていた。
[編集] その他
- 月
- 悟空やベジータといったサイヤ人が、大猿に変身する為に必要なもの。月光(=月が反射した太陽光)には、ブルーツ波が含有されており、満月のときはブルーツ波は1700万ゼノという値を超える(月の大きさに関わらず、満月にならなければ1700万ゼノを超えることは無い)。その光をサイヤ人は目から吸収する(=満月を見る)と尾に反応することで、大猿に変身する。その際、サイヤ人の戦闘力は通常時の10倍に跳ね上がる。
- 地球においては、大猿化した悟空、悟飯を鎮めるかたちで、二回も破壊されている。一度目は第21回天下一武道会決勝戦にジャッキー・チュンこと亀仙人に(この3年後ピッコロ大魔王打倒後、神様により月は直される)、二度目はベジータ来襲前にピッコロによる。その後、再び直されたかは不明である。