ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(英語表記:Negative Happy Chainsaw Edge)は、角川書店から発行されている滝本竜彦の小説、ライトノベル。第5回角川学園小説大賞〈特別賞〉受賞作。
目次 |
[編集] 概要
滝本竜彦のデビュー作。幸せとは、悪とは何なのかを学園テイストの世界観を交え、若者的な立場から考えている。
2002年、NHKFMシアターによりラジオドラマ化され、全10回で放送。同じくライトノベル作家である西尾維新による解説が作品の最後に収録されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
平凡な不良高校生の山本陽介は買い物の帰り道にチェーンソーを持った男と戦う女子高生雪崎絵理に出会う。いくら攻撃をしても全く倒せないチェーンソー男をめぐり、陽介の日常が大きく変わろうとしている・・・。
[編集] 登場人物
- 山本陽介(やまもと ようすけ)(声:原田篤)
- 本作の主人公。高校二年生。成績も悪く、学園の人からは不良として見られている(盗みも平気でする)、しかし雪崎絵理との出会いから、自身の青春の日々が大きく変わっていくことになる。
- 雪崎絵理(ゆきざき えり)(声:占部房子)
- 本作のヒロイン。高校一年生だが山本とは違う学校。ある日を境にチェーンソー男と戦う様になり、彼を倒す事が本当の幸せだと思っている。女の子とは思えない脚力とすばやさを兼ね備えている。
- 渡辺(わたなべ)(声:新田亮)
- 山本の友人。同じく不良で、万引きを繰り返している。事あるごとに自分には才能があると言い張るが、どれも成功をしたためしが無い。
- 能登(のと)(声:眞島秀和)
- 山本の友人。この物語のキーパーソン。原因不明のバイク事故で死亡(自殺?)。
- チェーンソー男
- チェーンソーを持つ謎の男。毎日夜中に現れては雪崎絵理と闘っている。不死身で、顔は若者か老人か区別がつかないような顔。
- 加藤先生(声:モロ師岡)
- 下宿のお姉さん(声:佐藤真弓)
- 校長(声:大槻修治)
- ファミレス店員・生徒(声:美月沙織)
[編集] 映画
今川千佳夫氏、松村傑氏の企画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』が、第4回日本映画エンジェル大賞佳作入賞。 配給会社も決定し、エンジェル大賞からの次の公開作品となる。2007年3月中旬に撮影開始(予定)。
- 配給:日活
- 製作:日活、デジタルフロンティア
スタッフ
- 監督 北村拓司
キャスト
- 山本陽介役 市原隼人
- 雪崎絵里役 関めぐみ
[編集] 書籍情報
- (四六判) 2001年11月28日発売
表紙イラスト:安倍吉俊
定価(税込): 1575円
- (角川文庫) 2004年06月25日発売
ISBN 4043747012
定価(税込):540円