ネック・ハンギング・ツリー
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ネック・ハンギング・ツリー(Neck Hanging Tree)は、プロレス技のひとつ。
[編集] 概要
正面に向き合った状態で、相手の首下を両手で支えるようにして高々と上に持ち上げる。
首を絞めているわけではないので反則ではないが、重力で親指がノドに食い込む形になるため非常に苦しい技。吊り下げられるダメージもさることながら、その後に叩き付けられる際のダメージも大きい。
[編集] 使い手
パワーのあるプロレスラーが得意技とする。ビル・ミラー、ドン・レオ・ジョナサン、ゴリラ・モンスーンなど、超大型の強豪レスラーが、自らの巨体と怪力を誇示する目的でよく使用した。日本ではアーニー・ラッドの得意技として知られ、新日本プロレス参戦時にはこの技でアントニオ猪木から勝利を奪っている。日本人レスラーでは坂口征二がよく見せたが、パワー不足で腕が伸びきらなかった。ニコリ・ボルコフは片腕でこの技を決め、怪力ぶりを見せ付けたが、身のこなしが軽いレスラーには簡単に切り返されていた。背中越しに決めるリバース型も存在する。また新日本プロレスのジャイアント・バーナード(Aトレイン)はこのネックハンギングツリーの状態からパワーボムに移行するバルドーボム(ディレーラー)をフィニッシュとしている。
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