バーテミウス・クラウチ・シニア
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バーテミウス・クラウチ・シニア(Bartemius Crouch Sr)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
ヴォルデモート失踪時、魔法省魔法法執行部の部長を務めており、次期魔法省大臣と目されていた。しかし直後、息子が死喰い人として逮捕される。自ら息子を裁判にかけた上で終身刑に処し、伝統ある家名を汚したとして勘当したものの、息子が死喰い人として逮捕された事実を拭い去ることはできず、人々の支持を失い、国際魔法協力部の部長に「左遷」された。パーシー・ウィーズリーの最初の上司であり、規則を何より遵守する完璧主義者であった為、パーシーから尊敬されていたが、クラウチ自身はパーシーのことを「ウェーザビー」と呼んでいた。ちなみに、「国際魔法協力部」の部長だけに200ヶ国語を話すことが出来る。
息子をアズカバンに送ったが、その後、病気で死期が迫っていた妻に息子を助けたいと頼まれ、ポリジュース薬で妻を息子に、息子を妻に変身させ脱獄させた(妻は息子の姿で死んだ)。その後、息子に「服従の呪文」をかけて、監禁する。
4巻で、ヴォルデモートによって「服従の呪文」をかけられ、通常通りに働くよう従わされる。その指示通り、「三大魔法学校対抗試合」で「第一の課題」の審査員を務めたが、次第に「服従の呪文」に抵抗するようになり、今度はヴォルデモートの指示で、自宅にいるよう従わされた。しかし、監視役のワームテールの一瞬の隙をついて逃亡、アルバス・ダンブルドアに息子の件を報告しようとホグワーツ魔法魔術学校に来て、禁じられた森でハリーとビクトール・クラムに接触するが、待ち伏せしていた息子に殺害された。その後、息子によって遺体は骨に変えられ(映画ではそのまま)、ハグリッドの小屋近くに埋葬された。
[編集] 映画
ロジャー・ロイドパークが演じた。