パトロールビデオ
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パトロールビデオは、公営競技のレースにおける不正行為(進路・競走妨害、その他)の疑いが持たれている場合に、裁決委員がレース映像を見て、失格(競馬の場合は降着=着順降格の場合も)になるか否かを判定するための参考資料とするものである。
中央競馬を例に挙げて解説すると、レース中に進路妨害(または進路妨害を原因とする競走中止)の疑いが持たれた場合、全馬入線後、裁決委員が場内の電光掲示板に「審」(審議の略)の文字と青ランプを点灯させ、場内アナウンスで案内する。(稀にレース中に電光掲示板に点灯されることもある。)
レース終了後、裁決委員がパトロールビデオを見てその競走馬が降着・失格の対象になるか否かを審議する。場合によっては被害馬・審議対象馬双方の関係者を裁決室に呼び事情を聴くこともある。審議終了後、降着・失格の有無に関係なく再び場内アナウンスが行われる。
審議終了後、審議となった部分のパトロールビデオを競馬場・ウインズ等で放映する。重賞レースにおいては審議の有無にかかわらず「全周パトロール」(スタートからゴールまでノーカット)を併せて放映する。
このパトロールビデオは、2006年9月16日競走分より日本中央競馬会の公式サイトにある「競走成績」の各レースのページから参照できる。審議が行われたレースに関してはその部分のみ、重賞レースについては全周パトロールを併せて見ることができる。
また、グリーンチャンネルでは2005年9月13日から原則として毎週火曜日(天災などによる振り替え開催が生じた場合は別途放送日を定める予定)に「ザ・パトロールビデオ」と題した番組でも放映される。