パンブデルリオン
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?パンブデルリオン | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Pambdelurion whittingtoni |
パンブデルリオン (Pambdelurion whittingtoni) はカンブリア紀グリーンランドのシリウスパセット化石産地にて発見された目のない遊泳性の生物である。解剖学的特徴から近縁のケリグマケラと共にアノマロカリス綱と非常に近縁であることが示される。
パンブデルリオンには他のアノマロカリス綱の捕食肢と同様に1対の大きな前肢を持つ。前肢には柔軟な毛髪状の突起の列を各節に同じように持つ。ケリグマケラとは異なり、パンブデルリオンの口は比較的大きいが、アノマロカリスが持つような大きな咬合面は全く見られない。体側に11対の鰭と葉状肢の様な肢を持つ。尾には角や鉤は見られない。
大きな前足にある櫛状の棘の列はパンブデルリオンがプランクトン食性であることを物語る。