パールカード11

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パールカード11（-イレブン）は、近畿日本鉄道（近鉄）が発行する回数券カードである。ここでは、時間帯回数券の「オフピークチケット」と休日限定の「サンキューチケット」、それに特急回数券カード「マンスリービスタ14」についても記述する。

[編集] 概要

ここでは主に特急回数券以外について説明する。

• 国鉄→JRの「回数券」とほぼ同等の効力を持つ金券カードとして1986年（昭和61年）に発売された。
• このカードはパールカード同様、近鉄全線で利用できて、自動改札がある駅同士なら、自動改札を通して利用できる。ただし、自動改札のない駅では自動券売機で先に引き換えておく必要がある。
• 特急には利用できない。ただし、「マンスリービスタ14」を除く。
• 他のカード（スルッとKANSAIカード、Jスルーカード）や定期券、各種割引乗車券への交換及び払い戻しはできない。
• こども用はパールカード11のみ販売する。それ以外のカードはこども用を販売しない。
• 有効期限は3ヶ月。
• 販売額は普通運賃の10倍。パールカード11は10回分の普通運賃で11回、オフピークチケットは12回、サンキューチケットは14回使える。
• パールカード11は終日使えるが、オフピークチケットは平日ダイヤの10～16時と休日ダイヤの時、サンキューチケットは休日ダイヤの時のみ使える。
• パールカード・オフピークチケットはいくら長い区間でも買えるが、サンキューチケットは820円区間までのみ購入できる。
• 近鉄主要駅で販売する。中には、自動券売機で購入できるものも存在する。

[編集] マンスリービスタ14

マンスリービスタ14は、特急用の回数券として発行されているものである。以下のような特徴がある。

• 有効期間は1ヶ月。
• 一度特急券に引き換えると、列車の変更はできなくなる。不慮の事情で返金する際も、同額の特急券引換券を戻すだけで、現金への払い戻しは行わない。
• 500円区間と870円区間のみの販売で500円区間用が6000円、870円区間用が9800円である。
• 他のカードと併用は出来ない。
• こども用は販売していない。
• デラックス券は410円を現金で支払う事で乗車できるが、サロン券は購入できない。
• 近鉄主要駅で販売する。