ピギーバック衛星
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ピギーバック衛星(ピギーバックえいせい)とは、大型ロケットの打ち上げ余剰能力を活用して、主衛星とともに打ち上げられる、小型副衛星の事を意味する。単独で衛星を打ち上げるよりも、費用が安くすむことが利点である。
ピギーバックとは「おんぶする」という意味。
[編集] 概要
大型ロケットを保有している機関において、ピギーバック衛星の打ち上げが行われている。
日本ではH-IIAロケットによって打ち上げられており、最大で4機搭載可能である。また、寸法は縦・横・高さともに50cmで、質量は50kg以下が原則である。
[編集] 打ち上げ実績
- アマチュア衛星 (JAS-1) 「ふじ」
- 磁気軸受フライホイール実験装置 (MABES)
- アマチュア衛星1号-b (JAS-1b) 「ふじ2号」
- 伸展展開機能実験ペイロード (DEBUT)
- アマチュア衛星3号 (JAS-2) 「ふじ3号」
- 高速再突入実験機 (DASH)
- 2002年12月14日(H-IIAロケット・4号機)
- 豪州小型衛星 (FedSat)
- 鯨生態観測衛星 (WEOS) 「観太くん」
- マイクロラブサット (μ-LabSat)
- 小型科学衛星 (INDEX) 「れいめい」
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