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構造式 ピラジン
ピラジン(pyrazine)は分子式C4H4N2で表される、六員環構造をもつ複素環式化合物。分子量80、融点52℃、沸点115℃、CAS登録番号は290-37-9。 ベンゼンの1,4位の炭素が窒素で置換されたもの。異性体にピリミジンとピリダジンがある。
低級アルキルピラジンは食品の加熱調理の際にメイラード反応により生成し、ローストのような香気に重要な寄与をしている。
血栓が出来るのを抑制し、心筋梗塞・脳梗塞に効果があると言われている。
ピラジンの誘導体には香料・農薬など様々な用途がある。