ピラゾール
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ピラゾール | |
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IUPAC名 | 1H-ピラゾール |
分子式 | C3H4N2 |
分子量 | 68.07 g/mol |
CAS登録番号 | [288-13-1] |
融点 | 66-70 °C |
沸点 | 186-188 °C |
SMILES | C1=CC=NN1 |
ピラゾール(英:Pyrazole)は複素環式化合物に分類される有機化合物である。3つの炭素原子と2つの隣接した窒素原子で芳香性5員環を構成している。化学的に安定であり、人間に対して薬理効果を持つため、自然界での存在が知られていないにもかかわらずアルカロイド類に分類される化合物である。
ピラゾールはα,β-不飽和アルデヒドとヒドラジンとの反応、続く脱水素化により得られる。
ピラゾール誘導体はその活性を生かして鎮痛剤、抗炎症剤、解熱剤、不整脈治療剤、精神安定剤、筋弛緩剤、精神刺激剤、抗けいれん剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、抗糖尿病薬、抗菌剤などに使用されている。
ピラゾール類似の構造を持つ化合物としてピラゾリン、ピラゾリジン等が挙げられる。
[編集] 関連項目
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