ファイナルラップ
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ファイナルラップ
- レースでの最終周回。
- ナムコのレースゲーム。本項で解説。
『ファイナルラップ』 (Final Lap) は、1987年にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が開発した『ポールポジション』の流れを汲むレースゲーム。
初めて筐体間のデータリンクを導入し、最大8人までの同時プレイを実現して好評を博した一方、「乱入」を抑止するシステムを持たなかったため、格闘ゲームでよく見られる「面識の無いプレイヤー同士による、互いのプレイスタイルに起因するトラブル」も引き起こすことになった。
1作目のコースは鈴鹿サーキットのみであるが、続編のファイナルラップ2からはゲーム開始前に4つのコースから1つをプレイヤーの多数決で選択することができるようになった(トップが同数の場合はランダムで決定される)。
このゲームの特色である『トップのプレイヤーがスタートラインを通過すると同時にプレイ中の全員にタイム追加(スタートもゲーム終了も全員同時となる)』や『トップを走るプレイヤーよりも下位のプレイヤーの方がタイヤの限界や最高速度、加速度が高くなる』といった初心者に優しい弱者救済的システムは、プレイヤーの裾野を広げ、現在に至るまで一部を除いて対戦型レースゲームの基本形となっている。
家庭用のゲームソフトとしては、1988年8月にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売され、マシンのチューニングをすることができる。また、PCエンジン用にファイナルラップツインが発売されている。
[編集] PCエンジン版「ファイナルラップツイン」
通常の1P/2Pレースモードに加え、RPG風の味付けを施したクエストモードが搭載されている。
ミニ四駆をモチーフにしたチビ四駆の駆け出し選手として修行の旅に出かけ、全国の強豪と対戦しチャンピオンになるのが目的。フィールドマップ上でのレース(一般のRPGでいうところの戦闘)で賞金を稼ぎ、それを元手に新しいパーツを購入して自らのマシンを強化していく。
バックストーリーは巨人の星をパロディ化している。