ブライトの憂鬱
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[編集] 概要
月刊メロディに連載された。
この作品はお八重さんとハリアンの双子、ブライトとナナを中心に描くSFヒューマンドラマ。
「私を月まで連れてって!」の続編にあたる。
大人びた美貌と聡明さを発揮するブライトは、母親お八重にとってかつての恋人ブライト(同名の叔父)を思い出させる。
SCとしての能力の片鱗を見せ始めたブライトは妹ナナの良き(そして強力な)ナイトぶりを発揮するが、人の心を読めるブライトにとって思春期特有の純真さと社交界の不潔さは深い「憂鬱」をもたらす。
前作にも共通するが、竹宮マンガに共通する健全なヒューマニズム、練り上げられたドラマ性には感服する。本作品もSFスパイスの素晴らしいグローイングアップ物語に仕上がっている。
今回も「私を月まで連れてって!」の主人公、ニナ・フレキシブルとダン・マイルドは重要な役どころ。 子供心を忘れない大人ダン・マイルドは心憎いばかりのいい男ぶり。パートナー・ニナと「少年を導く大人」を見事に演じきっている。
それにしても、主人公ブライトとその親友クア・ティは何か一幅の絵を見るよう。特定ジャンルの女子ファンにとっては悩ましい想像を掻き立てられる存在だ。