ブルーグラウンド
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ブルーグラウンドは鉱山の用語で、主にダイヤモンドの鉱床であるキンバーライトが酸化されていない土壌をあらわす。酸化していないキンバーライトが青く見えることからこう呼ばれる。
ダイヤモンドはほとんどがキンバーライトの鉱脈から取れることから、ダイヤモンドの鉱床を探す際にはまずキンバーライトの鉱脈であるブルーグラウンドを探すことからはじめられる。しかしすべてのブルーグラウンドがダイヤモンドを含むわけではない。近代的な探知機を用いた鉱脈探しが行われる以前は、まずキンバーライトが酸化した土壌であるイエローグラウンドを探し、その近くにブルーグラウンドを探し、パイプ状になっているキンバーライトの鉱脈を探していた。
ブルーグラウンドは南アフリカ共和国のダイヤモンドラッシュのころまではその中にダイアモンドがあることが知られておらず、イエローグラウンドのみでダイアモンド探しが行われていた。