ブロンズの天使
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『ブロンズの天使』(―のてんし)は、小学館の月刊「flowers」で連載していたさいとうちほの少女漫画。
[編集] あらすじ
舞台は19世紀帝政ロシア、ロマノフ王朝。天才詩人と謳われたプーシキンは、社交界デビューしたばかりの若く美しい少女・ナターリアに恋をした。ナターリアは、没落貴族となってしまった家族の期待を背負った今、貧乏詩人・プーシキンの求愛を受けるわけにはいかないと考え最初は拒絶するが、その情熱的でどこか強引なプーシキンに少しずつ惹かれていく。ナターリアの母の反対も乗り越え、二人は徐々に愛を深めていく。
しかし、プーシキンの作品は、帝政下のロシアでは政治的に危険視され、検閲を受けては出版停止を繰り返される日々が続く。
そんななか、フランスの兵隊だったジョルジュ・ダンテスがロシアの社交界にやってくる。金髪碧眼の美青年だったダンテスは、たちまち貴婦人たちにモテモテに。ナターリアの姉・エカテリーナもダンテスに想いを寄せるように。
ナターリアは、今まで迷惑をかけてきた姉のためにとダンテスに近づく。ところが、ダンテスはナターリアに想いを寄せるようになった。ナターリアも初めはダンテスの求愛を拒絶していたが、次第にダンテスのことを愛するようになる。
[編集] 登場人物
- ナターリア
- プーシキン
- ダンテス
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