ヘリコプリオン
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ヘプコプリオン Helicoprion Conservation status: Fossil |
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ヘリコプリオン(Helicoprion)はペルム紀に生息した古代サメ。 名の意味は“ゼンマイ状の歯”であり、生え変わっても脱落することなく先端に向かって伸び続ける歯を指す。軟骨魚類であるため、この特徴的な歯のみが化石として残り、この歯列が上顎と下顎どちらについたか、板鰓亜綱か全頭亜綱のどちらに属するかすら明らかでない。
歯列の用途としては、獲物の捕縛や捕食の際の切り裂きが考えられる。
広範囲に亙って繁栄を極め、日本では勢多郡や気仙沼から化石が発見されている。