ベッシー・スミス
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ベッシー・スミス(Bessie Smith, 1894年4月15日 - 1937年9月26日)は、アメリカ合衆国の黒人女性歌手。
主に1920年代から1930年代にかけて活躍。 実力と名演から多大な成功を収め、 『ブルースの皇后』 とも呼ばれる。「建造物を揺るがす」ほどの圧倒的な声量と芳醇な情感を保つ歌唱力で聴衆を魅了し、偉大なブルース・シンガーとして現代でもその人気と名声は語り継がれている。
近代アメリカのポピュラー音楽史上、彼女の存在は後に活動する多くの歌手たちへジャンルを問わず幅広く巨大な影響を与えている。彼女を尊敬したという歌手にビリー・ホリデイ、マヘリア・ジャクソン、ジャニス・ジョプリン、ノラ・ジョーンズ達が挙げられる。
作品では『セントルイス・ブルース』、『難破ブルース』などの録音が有名である。
彼女自身も作詩および作曲を行い、2006年7月現在日本音楽著作権協会 (JASRAC) には35作品がPD状態として確認、登録されている。
[編集] 参考文献
- 『こんな風に過ぎて行くのなら』(浅川マキ、石風社、2003年)ISBN 4883440982