ホーコン (ノルウェー王太子)
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ホーコン・マグヌス(Hans Kongelige Høyhet Haakon Magnus, 1973年7月20日 - )はノルウェーの王太子。ノルウェー王ハーラル5世とソニア王妃の長男。姉にマッタ=ルイーセ王女。
オスロに生まれる。海軍士官学校卒業後、ノルウェー海軍に入隊。除隊後、カリフォルニア大学バークレー校へ留学し、政治学を専攻した。また、オスロ大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでも学んでいる。
2000年、オスロ大学の学生メッテ=マリット・ヒェッセム・ホイビー(Mette-Marit Tjessem Høiby, 1973年 - )との交際・同棲が発覚した。彼女の息子マリウス・ボルグ・ホイビー(Marius Borg Høiby, 1997 - )も含めた3人で、オスロ市内のアパートで同棲を始めていた。ごく普通の若い家族と同じように、ショッピングに出かける仲むつまじい様子が目撃されていた。ノルウェーでは結婚せずに同棲するのは珍しいことでなく、子供の半数が結婚していない両親を持つという。だが王位継承者が、27歳にして3歳の長男を持つシングルマザーと同棲しているというのは、さすがに前代未聞の出来事であり、大きく報道された。また、彼女の元恋人で子供の父親に当たる男は麻薬中毒で服役歴があり、メッテ=マリット自身もドラッグパーティーに出入りしていたことがあると次々に暴露され、「次の王妃にふさわしくない」との声が当然ながら巻き起こった。
2000年11月、正式婚約を発表したが、会見中ホーコン王太子と並んだメッテ=マリットは、涙ながらに過去の不祥事を告白、謝罪した。皇太子も、彼女と結婚するため王位継承権放棄まで考えたことを告白した。その後、国王夫妻、王太子、メッテ=マリットと息子マリウスの5人が歓談する映像がテレビで放映された。3歳の幼児を相手に膝をついて遊ぶ王妃の姿も放映され、国王夫妻が2人の結婚を認めていることを強く印象づけた。
2001年8月25日、オスロ大聖堂で成婚。2階のバルコニーから、王太子は彼女の息子を抱き、皇太子妃と2人で観衆の声援に手を振って応えた(当然のことながら、血縁関係のないマリウスには王位継承権はない)。
2004年1月、長女イングリッド・アレクサンドラ王女が誕生した。1990年の憲法改正により、男女の区別なく第1子が王位継承権第1位となることから、彼女が将来ノルウェー初の女王となる。2005年にはスヴェレ・マグヌス王子が誕生した。
父王の入院のため、2003年と2005年の二回、数ヶ月間摂政をつとめた。
カテゴリ: ノルウェー王室 | グリュックスブルク家 | 1973年生