ホーリーブラウニー
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『ホーリーブラウニー』 (Holy Brownie) は、六道神士による成人向けギャグ漫画。「激漫」(ワニマガジン社)において、1996年から1999年まで連載された。その後2001年から、「ヤングキングアワーズ増刊(OURSplus)」(少年画報社)で連載されている。
目次 |
[編集] 概要
ファンタジーの使者、または神様のパシリ(主人公の各々の主観による)として、様々な年代・世界に遣わされるフィオとピオラのコンビが人形に憑依して対象の元へ行き、神様に与えられた仕事の内容を完遂すべく奮闘する姿を描く一話完結のギャグ漫画。舞台は回によって現実の過去・未来のみならず、おとぎ話の世界など多岐にわたる。タイトルのブラウニーは西欧における妖精のひとつで、この作品の原型もブラウニー伝承の『小人の靴屋』であるが、そこは無茶な風刺・茶化しを得意とする六道神士のギャグ漫画だけに、いずれもとんでもない結末を迎える。
使者の片方が品性下劣だったり、仕事の内容そのものが下劣だったりするため、毎話性描写がある。だが基本は毒の強いブラックユーモアとドタバタギャグのため、エロ漫画と言えるかは微妙である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主な登場人物
- フィオ
- とにかく品性が下劣で、厭世的・退廃的な物言いをする使者。持って回った表現を好み、何でも台無しにしないと気が乗らないという快楽主義者で、目的のために手段は己の嗜好に合わせて選ぶ。ノリや面白さだけで事態を進行ないし悪化させ、毎回のようにピオラを振り回しては斬撃を食らっている。神様と自己の存在意義や歴史の因果律に疑問を感じているが、とりあえず与えられる仕事の状況が面白ければ気にも留めない。ついで自分らの起こした結果が神の意に添うかどうかを問題視し、その事件で関係した人間が「どーなろうと知ったこっちゃ無い」という有様であることから、ほぼ確実に悲惨な状況が頻発する。
- 憑依している人形は帽子・髪・瞳・服すべて紫。ただしピオラにいつも切り刻まれるため、時折別の人形も利用しており、話しかたや語尾まで変えて、余計にビオラの怒りを煽っている。
- とある時代の「ストレス溜めたサイコ女」に体となる人形を修理してもらっている関係で、しょっちゅう細部が違っている。どうやらその女性の趣味もあってか、なかなか細部まで凝った衣装のお洒落さんである。
- ピオラ
- 仕事の内容がメルヘンであるかどうかに異常にこだわる使者。しかしフィオと組むといつもメルヘンとかけ離れた展開になってしまうため、フィオと組むことを嫌がっているものの、何故か仕事はいつでもフィオとのコンビ。常識的で事態に巻き込まれる人間の行く末も気に掛ける真面目な性格のため、無茶なボケをかましまくるフィオのツッコミ役となっている。主な武器はカッターナイフで、よくフィオを切り刻んでいる。
- 憑依している人形は帽子・髪・瞳・服すべて赤。ただしフィオと違ってあまりお洒落さんではなく、縁の部分に柔毛の付いた、のっぺりとしたツナギのような服装に円錐形の帽子を被っている。
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- 両者とも本来肉体はなく、人形をはじめヒト・モノを問わず様々なものに憑依している。また性別もないとされるが、憑依したものやイメージの外見は両者女性的。休暇中は「領域」と呼ばれる非物質空間におり、スタンバイや初期化・最適化といった用語を使うため、情報生命体のようなものと位置付けられる。
この二人が物語世界に干渉して様々な事件を起こすが、その干渉の仕方は物理法則に何等かの変化を与えたり、未来世界から超科学の産物を持ち込んだり、あるいは人間に一時的に取り付いたりといった形を取り、局地的な奇跡を起こす事も出来る。しかしその持って行き方が「何処かズレてる」ために、滅茶苦茶な結末を迎えている。なおこの無茶苦茶な結末は「一応、神様の依頼を満たしている」ために、しょっちゅう修正は食らっている(当人らに自覚なし)が、仕事をはずされる事だけは無い様子だ。
[編集] 漫画
1996年より1999年まで、『激漫』にて連載。2001年より、『ヤングキングアワーズ増刊』にて連載中。単行本は2007年2月現在、4巻まで発売されている。以下続刊予定。
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