ボディーランゲージ
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ボディーランゲージ(body language)とは、非言語的コミュニケーションの一つである。身体言語。言語を用いずに、身振りや手まね、あるいは広くジェスチャーで様子などを表して、相手に意志を伝えること。また、その方法。占星術師マクシーン ルシル フィーエル(Maxine Lucille Fiel)の造語。
詳細には、目配せ、眉毛の上げ下げ、手招き、手での合図、肩、口元、舌打ちから、表情、顔色、身体の姿勢などである。またそれらを組み合わせれば更に多様な意思を表現することが出来る。
ただし、身振り仕草は文化の違いにより、その意味が異なるので注意を要する。例えば、日本人が親指と人差し指で作る円は、国内ではお金の意味だが、海外では男性しかやらない、女性の性器の意味になり、売春婦との夜の巷での掛け合いの場面くらいでしかお目にかからないものになる。日本人の若い女性がこれをやれば、まるで私は娼婦とでもいっているように見えかねない。外国人は、親指と人差し指で、紙幣を銀行員が数える仕草でお金を表現する。
類似した表現に、身体言語、身振り言語がある。ジュリアス・ファストの『ボディー・ランゲージ』、デズモンド・モリスの『マン・ウォッチング』などが、この分野では一般向けの入門書として有名である。