ボブ・グリーン
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ボブ・グリーン(Bob Greene, 1947年3月10日-)は、アメリカ合衆国のジャーナリスト、コラムニスト。
本名ロバート・バーナード・グリーン(Robert Bernerd Green)は、24年間にわたりシカゴ・トリビューンでコラムニストを務めたことで知られる。また、マイケル・ジョーダンやアメリカの片田舎の街から大統領に至るまで、さまざまなテーマによる著作でも知られる。三十一歳で結婚した故スーザン・キーベル・グリーン(Susan Koebel Green)との間に、ニックとアマンダ二人の子供をもうけている。
出身はオハイオ州ベクスレー(コロンバスの郊外)で、大学はイリノイ州エヴァンストンのノースウェスタン大学を卒業、1969年に大学を卒業してシカゴサンタイムズ社に一般記事や特集記事を書く記者として就職、二年後にはコラムを担当する。グリーンがアメリカ中の注目を浴びたのは処女作"Billion Dollar Baby" (1975)。ロックスターのアリス・クーパーのコンサート設営スタッフとして働いた当時の彼の日記である。グリーンは新聞のコラムに主力を注ぎ、1977年には最優秀コラムニストとしてThe National Headliner's Awardをアメリカのジャーナリスト達から受賞。直後にでライバル誌のシカゴトリビューンに移籍し、地元テレビ局にもゲスト出演するようになり、最終的にはABCネットワークの番組ナイトラインの解説者の地位を射止める。
1990年代にはシカゴブルズのマイケルジョーダンを取材、思いもよらぬほど親しくなり、二冊の著書はベストセラーになった。小説 All Summer Long は1993年に Doubleday から出版され、コラム記事は何冊かの本に集められている。
グリーンはコラムニストとして人気がある一方、感傷的に過ぎる、くどい、同じテーマを何度でも取り上げるなどの批判もある。それはとりわけThe Baby Richard の幼児監護権事件にはっきり見られる。この監護権訴訟の生みの両親のセラピストを担当したKaren Moriartyは、著書 Baby Richard: A Four-Year-Old Child Comes Home で、百回近くグリーンがこの件でコラムを書いたうち、生みの両親には一度も取材しなかったと語っている。彼は養子縁組先の両親を強く支持するコラムを書いている。The Chicago Reader(シカゴ地元向け週刊誌)は BobWatch: We Read Him So You Don't Have To (「ボブウォッチ:あなたまで読む必要はありません」)というグリーンを笑いものにする記事を、Neil Steinbergというペンネームの記者に書かせている。コンサート設営スタッフとしてのグリーンの体験は、Steve Gerberというマンガ作家が、Dr. Bong という悪党を主人公にした、1970年代のMarvel社(X-menなどで知られる)のハワード・ザ・ダック(Howard the Duck)を下敷きにしたパロディーに仕立てている。
[編集] シカゴ・トリビューン辞職
2002年の9月、グリーンは14年前の高校生との婚外交渉を認め、コラムを降りざるを得なくなった。課外活動の一環としてグリーンを訪問した彼女は彼のコラムの題材にもなっている。婚外交渉を認めたことで周囲の耳目を集めたが、それは彼が虐待児童の保護や家族の価値を重んじる人間として名を馳せていたからでもある。それはベストセラーGood Morningや、Merry Sunshine: A Father's Journal of His Child's First Year(「お日様ありがとう:子供が一歳の誕生日を迎えるまでの父親の日記)でも明らかである。グリーンと関係を持ったのは17歳の女性で、イリノイ州では違法ではなかったし、彼女を夕食に誘い出した頃には高校を卒業していた。唯一のホテル利用は遠回しに「ちゃんと『寝た』わけではなかった」とシカゴトリビューンで語られている。またエスクワイアでは、それ以上進むのをためらい、「好きな人とできるまで待ったほうがいい」と伝えたとしている。
シカゴ・トリビューンを離れた4ヶ月後、一ヶ月の呼吸器疾患闘病の末、妻のスーザンが亡くなる。グリーンは、新聞や雑誌に記事を書くことはないが、本は書き続けている。最新刊はAnd You Know You Should Be Glad: A True Story of Lifelong Friendship。57歳で無くなった生涯の友ジャック・ロスの闘病と死を書きつづったものである。
映画"Funny About Love"(1990) はグリーンのコラムを元に製作され、彼の名前も映画にクレジットされている。
[編集] 単著
- And You Know You Should Be Glad: A True Story of Lifelong Friendship (William Morrow, 2006) (友人の死を個人的に語ったもの) ISBN 0-06-088193-3
- Fraternity: A Journey in Search of Five Presidents (Crown, 2004) (前・元大統領達とのインタビュー) ISBN 1-4000-5464-8
- Once Upon a Town: The Miracle of the North Platte Canteen (William Morrow, 2002) ISBN 0-06-008196-1
- Duty: A Father, His Son, And The Man Who Won The War (William Morrow, 2000) (半分は父との思い出で、残りはアメリカ空軍准将で原爆投下爆撃機パイロットPaul W. Tibbetsについて)ISBN 0-380-97849-0
- The 50-Year Dash: The Feelings, Foibles, and Fears of Being Half-a-Century Old (Doubleday, 1997) ISBN 0-385-48502-6
- Chevrolet Summers, Dairy Queen Nights (Viking Press, 1997) (collection of columns) ISBN 0-670-87032-3
- Rebound: The Odyssey of Michael Jordan (Viking Press, 1995) ISBN 0-670-86678-4
- To Our Children's Children: Preserving Family Histories for Generations to Come (Doubleday, 1993) (co-authored with D.G. Fulford) ISBN 0-385-46797-4
- All Summer Long (Doubleday, 1993) (novel) ISBN 0-385-42589-9
- Hang Time: Days and Dreams with Michael Jordan (Doubleday, 1992) ISBN 0-385-42588-0
- He Was a Midwestern Boy on His Own (Atheneum, 1991) (collection of columns) ISBN 0-689-12117-2
- Homecoming: When the Soldiers Returned from Vietnam (Putnam, 1989) ISBN 0-399-13386-0
- Be True To Your School: A Diary of 1964 (Scribner, 1987) (reconstructed high-school diary) ISBN 0-689-11612-8
- Cheeseburgers (Atheneum, 1985) (collection of columns) ISBN 0-689-11611-X
- Good Morning, Merry Sunshine: A Father's Journal of His Child's First Year (Atheneum, 1984) ISBN 0-689-11434-6
- American Beat (Atheneum, 1983) (collection of columns) ISBN 0-689-11397-8
- Johnny Deadline, Reporter (Nelson-Hall, 1976) (collection of columns and other journalism) ISBN 0-88229-361-3
- Billion Dollar Baby (Atheneum, 1974) (account of roadie work for Alice Cooper) ISBN 0-689-10616-5
- Running (Regnery, 1973) (journal of 1972 presidential campaign)
- We Didn't Have None of Them Fat Funky Angels on the Wall of Heartbreak Hotel (Regnery, 1971) (collection of columns and other journalism)
[編集] 共著
- Notes on the Kitchen Table: Families Offer Messages of Hope for Generations to Come (Doubleday, 1998) (姉 D.G. Fulfordと) ISBN 0-385-49061-5
- Bagtime (Popular Library, 1977) (ポールギャロウェイ(Paul Galloway)との共著による、架空のスーパーマーケットの荷物運びマイク・ホリデーの視点から見たコラムから。演劇やテレビ映画にもなっている。)ISBN 0-445-04057-2
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- en:Bob Greene 2006-12-3 12:00:00UTC より翻訳 著者:Calimac, Rcade, Kingbotk他