ポコあポコ
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ポコあポコは、小道迷子の競馬漫画。全3巻。 ほぼ続編と言えるものに「走れハナジロウ」(双葉社アクションコミックス、現在1巻まで(?))がある。
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目次 |
[編集] あらすじ
じいちゃんと二人暮しのよもぎは、右前脚骨折のため馬主に捨てられた馬を拾ってきて、スピードハナジローと名づける。やがてよもぎは中央競馬初の女性騎手となり、ナメタケ厩舎に入厩したスピードハナジローを駆ってクラシックを目指す。
登場人物はおしなべて馬券が下手で、食い意地が張っていて、特にウニなどの海産物に目がない。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 登場人物
- よもぎ
- 父親は死に、母親は夜逃げをして、じいちゃんに育てられた。馬券下手の競馬ファンから女性騎手に転身する。好物は納豆、うに、ウニイクラ丼。
- じいちゃん
- 主に競走馬を相手にしたやきとり屋を経営する。非常に貧乏で、ほとんどの家財を質屋に入れている。皿回しが得意。名前はヒラタケ。78歳。
- やきとり屋に並んだことがあるメニュー
- とり
- キャベツ
- やっこ
- ねぎま
- しいたけ
- タン
- ハツ
- シロ
- 焼きウマヅラ
- AVギャル
- やきとり屋に並んだことがあるメニュー
- 主に競走馬を相手にしたやきとり屋を経営する。非常に貧乏で、ほとんどの家財を質屋に入れている。皿回しが得意。名前はヒラタケ。78歳。
- こぐま騎手
- じじいのやきとり屋の常連。ぐりぐりの本命馬に乗って敗れることが多い。他者を陥れて勝つ策士でもある。
- 亀野谷騎手
- よもぎの後輩に当たる新人騎手。初騎乗初勝利をあげる。尊敬する騎手はこぐま騎手。
- 某広告代理店エリートサラリーマン独身28歳
- 熟慮の末100円単位で馬券を買うが、たいてい外れる。某ビデオ売れっ子AVギャルと相性が悪い。馬券下手。
- 某ビデオ売れっ子AVギャル
- 10万円単位で馬券を買う。いつも気分で馬券を買い、あたることが多い。名前は「かおり」。
- 魔法使いのばあさん
- 競馬場に出現し、当たり馬券をはずれ馬券にしてしまう。しばしば食堂のおばさんに化けている。
- 貧乏神
- レース開始直後の競馬場に出現する。出会うと馬券ははずれる。
- 福の神
- 稀に競馬場に現れる。出会うと当たり馬券を手にすることができる。リンボーダンスがうまい。
- 立ち食いそば屋のおばちゃん
- 客の顔を見ただけで注文するものがわかる。
- 予想屋チョロちゃん
- 変装して競馬場に現れ、じじいに馬券の予想をする。そのとおりに買うと当たらない。
- 馬主
- 青年実業家の馬主。しつもタキシードを着ている。よもぎを気に入って騎乗を依頼する。勝負服のセンスが悪い。
- 大山さん
- 競馬評論家。レース中に寝てしまうことが多い。
- ホシタケさん
- ナメタケ厩舎の厩務員。
- 倫子
- 浅草フォーク座の踊り子。リンコちゃん。男を信じられない。逃げ馬が好き。
- テツ
- 予想紙「せったい勝馬」記者で、「ポツン二重丸のテツ」の異名を持つ大穴派。
- 柴又きしゅ(しまたきしゅ)
騎手生活22年目にして、シュガーソルトで日本ダービー初優勝。
[編集] 登場動物
- スピードハナジロー
- 父ノーザンテースト、母ミスマンゲツ、母父マンマルスキー、母母ミスハンゲツ、母母父シンゲツ、母母母ミスミカズキ、母母母父カメ、母母母母ツキコ。栗毛。満月牧場生産。
- 美浦・ナメタケ厩舎所属。命名の由来は父に似た大流星(正確には流星鼻梁鼻大白)と名馬スピードシンボリから。
- 自分では「ぎゃろっぷていおー」と名乗ったこともある。低血圧。母の血統の影響で超短距離血統ですぐ疲れ、雨が苦手。重賞最多出場記録を樹立。「うに」と喋れる。
- レース内容のほとんどが、シンガリが1着かという極端な馬。脚質は(作者の趣味なのか)追込が多い。
- メグロカメン
- 美浦・ナメタケ厩舎所属。よもぎが騎手デビューの際に騎乗する馬。性格が悪く、ケンダマが好き。
- カキノナマズ
- よもぎが初勝利をあげた馬。
- キタザーワ
- 北澤豪(Jリーグ)みたいなヘアスタイルの馬。逃げ馬。アルシンドオーという馬も1回だけ出てくる。
- エーブイギャル
- 父シンガリ。栗毛の牝馬。性的魅力で牡馬を狂わせ、牡馬に勝つのが得意。
- ミスマンゲツ
- スピードハナジローの母。ティモシー入りのバーボンが好物。どういうわけかこの馬の産駒は天運がなく「不運の血統ミスマンゲツ」と呼ばれる。
- 但し、続編「走れハナジロウ」のハナジロウは、父と対称的に天運だけで突き進む(父:スピードハナジロー、母:ムーンライトダンゴ)。
- ウシノライデン
- よもぎが騎乗して勝利をあげた牛。
- ヤケクソカオジロー
- スピードハナジロー以上に顔が白い。
- マンゲツボーイ
- スピードハナジローの半弟。父サッカーボーイ。尾花栗毛、但し顔つきはハナジロー。朝日杯のゴール前で、ファンの声援を受けてしまい…
[編集] 競馬の結果に影響を与える要素
ポコあポコでは、しばしば予期せぬトラブルで競走結果が大きく狂う。以下はその例である。
- つまづく
- メロリンはゴール前50メートルで後続を5馬身はなしていたが、つまづいて10着に敗れた。つまづいた馬を助けに行って敗れることもある。
- 魔の弁当屋
- しばしばゴール前に現れる弁当屋に立ち寄って弁当を買っている間に後続に抜かれてしまう。
- 元は昭和時代の競馬で、本命馬が飛んだ時のたとえ「この本命、走らないで弁当食っとる」「この本命、走らないで煙草吸っとる」などの表現からだと思われる。
- キーストンのパロディで、メグロカメンが落馬して倒れた騎手(よもぎ)の上に乗って煙草を吸うシーンがある。
- ゴール前で話しかけられる
- ゴールのポールの数十センチ手前で声をかけられ、そっちを向いてアタマ差で敗れる。
- 接戦のゴール前でクシャミをして着順を落としたりすることもある。
- ゴール前でサッカーボールが転がってくる
- サッカーボールに気をとられて斜行してしまう。
- ゴール前でガッツポーズ
- ガッツポーズをしようとして落馬、馬の後頭部を殴ってしまう。
- ゴール前で河童登場
- 脚の蹴っぱりが強く、爪の音がかっぱかっぱと言ってるように聞こえたと思いきや、河童登場。余所見したマンゲツボーイ、1着を逃す。
- 元はサッカーボーイの蹴っぱりの強さから(二本足で立ち上がれるほど蹴っぱりが強い)。
- 鞭で馬の鼻を伸ばし、ハナ差勝ち
- 90年代、園田時代の岩田康誠騎手と永島太郎騎手がゴール前でそれっぽい仕草を頻繁にやっていた。もしかしたらこの漫画を参考にしたのかもしれない。
- 後ろの馬に頭突きを食らう
- 主に後方でこのアクシデントが起こると、馬が大きく飛ばされて先頭集団まで一気に取り付くことができる。ただしスタミナがほとんどなくなる。
- スピードハナジローはゴールの目の前で着地したため後続に追い抜かれて10着だったが、
- 産駒・ハナジロウはゴール板に引っかかる形で着地できたため、日本ダービーを取ることができた。
- ゴマ油を体に塗って馬込みを抜ける(走れハナジロウ)
- ハナジロウはこの仕込みで、ジャパンカップを取ることができた。もしかしたら、作者は某格闘家(当時は柔道選手)を参考にしたのかもしれない。
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