マイクロ水力発電
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マイクロ水力発電(まいくろすいりょくはつでん)は、小規模で建設費・運用費の安い水力発電である。近年、開発が進み数mの落差で発電できるシステムも登場、小河川での使用や水道管への組み込みなどで注目を浴びている。
日本国内においても注目されてきているが、設置場所によっては、水利権や河川法などの問題や各種許認可が必要になる場合もある。
[編集] 設計思想
- 保守点検の必要性が少なく、故障の可能性の少ない機器構成とする。
- 構造を簡素化し、運転・保守に特殊技能を必要としないようにする。
- 大量生産されている部品を使用し、設置や保守の費用を下げる。
- 設計を標準化し、同一設計のものを多数設置することで建設費を下げる。
[編集] 構造
- 一般に固定翼水車である。
- 出力調整などの機能が省略されていることが多い。
[編集] 用途
- 発展途上国の農村部の電化
- 送電線の無い地域での単独電源