マウナ・ロア山
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マウナ・ロア山 | |
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標高 | 4,169 m |
位置 | 北緯 19度 28分 46.3秒 西経 155度 36分 09.6秒 |
所在地 | アメリカ(ハワイ州) |
山系 | ハワイ諸島 |
種類 | 活火山(盾状火山) |
初登頂 | 不明 |
マウナ・ロア山 (Mauna Loa) は、ハワイ諸島にある活火山であり、ハワイ島を形成する5つの火山のうちの1つである。マウナ・ロアとは、ハワイ語で「長い山」の意である。マウナ・ロア山山頂のモクアウェオウェオ火口は地球上で最も巨大な火口であり、その表面は大きく露出している。マウナ・ロア山の体積は約4万2000立方キロメートルであり、地球で最も体積の大きい山でもある。
マウナ・ロア山はハワイ火山国立公園の一部を構成している。
マウナ・ロア山は有史以来、30回を超える噴火が起こっており、1984年の3月から4月にかけて起こった噴火は世界的にも有名である。
[編集] 科学研究
マウナ・ロア山の地理的条件は、大気観測や天文観測にとって重要な位置を占めている。 マウナ・ロア太陽観測所は海抜3400メートルの北側の斜面に建設されており、太陽観測において優れた結果を残している。アメリカ海洋大気庁のマウナ・ロア天文台では、局地的な大気の影響を受けない高度に位置していることを利用して、全地球的な大気の観測を行っている。大気中の二酸化炭素の割合の計測は1958年から行われており、地球温暖化に関するデータが収集されている。
[編集] 外部リンク