マフィンティンポテンシャル
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マフィンティンポテンシャル(Muffin-Tin Potential、MTポテンシャルと書かれることがある):マフィンティンとは、マフィンという菓子を焼くための器具(日本の今川焼きやたこ焼きを焼く鉄板のようなもの)。これはこの器具の形が、このポテンシャルの形と似ていることから、このような名前で呼ばれるようになった。APW、LMTO、KKR等、全電子によるバンド計算手法で用いられる。マフィンティンポテンシャルは、原子核部分を記述する球対称なポテンシャル部分と、それ以外(格子間領域)の平らな部分とからなる。この平らな部分は通常、V = 0(マフィンティンゼロと言う)とするが、手法によってゼロとしない場合がある。
この球対称の条件を課さないものが、フルポテンシャル(Full potential)による手法である。